当時、高1でした。
学校の帰りに、ドラッグストアに寄り道するのが日課で、買うものと言えばジュースと菓子くらいなんだけど、店内をうろうろしながら、
「コンドームを誰か買って行かないか?どんな人が買っていくか?」
というくだらない好奇心から、避妊具通りを無駄に回ってレジに向かうコースが習慣になってました。
その時期、突然コンドームの棚の横にテンガが登場。オナホールの存在を知らなかった僕は、貼り紙に18歳未満はどうのとか書いてあるし、興味津々に何度も通りを往復し、周りに人がいないか慎重に手に取って見たりしてたところに、一人のお兄さんが近付いてきた。
僕は、サッと棚に商品を戻したけど、お兄さんに見られてたようだ。お兄さんは、無造作にテンガを手に取りレジに向かっていった。
それから数日後、その店でまたテンガのお兄さんと出くわしてしまった。お兄さんに声をかけられた。
「これ買いたいの?学ランの格好だと買えないよね。俺のと一緒に買ってあげようか」
その用途さえ知らず人見知りだった僕は、一度はお断りして逃げ腰だったけど、どうしてもそれが何なのか知りたくて、お兄さんに思いきって使い方を聞いてみた。
会話のやりとりは、うろ覚えだけど、とにかくお兄さんは、優しい人でした。その日パチンコで勝ったらしく気前よく僕の分まで買ってくれた上に、使い方を教えるには、ここでは何だからと、お兄さんの住むアパートへと誘われるがまま、付いて行きました。