ゲイ体験告白

特に同性愛な訳ではないのですが。

地元のハッテン場情報サイトがあって、そこには募集掲示板があります。

適当にながめてたら、あまり遠くないところの銭湯で募集が上がってました。
特に自分は同性愛者ではないのですが、なんとなく好奇心だけで書き込みをして実際に会うことになりました。
そこにはあまり暑くないサウナがあってそこが待ち合わせの場所となりました。
トラブルを避けるためにお互いに間違えのないように持ち込むタオルの色を確認。

お互いに簡単なプロフ(身長、体重、年齢)の交換はしていますが、ぶっちゃけわかりません。

とりあえず体を洗い、軽く湯船に浸かり、サウナに入りました。

待ち合わせ時の約束は
1.連絡した色のタオルを持っていること。
※自分は緑、相手は白。
2.股間は隠さないこと。
3.フル勃起でいること。

サウナにはまだ誰もおらず、奥目の場所に座りました。
これから自身に起こることに緊張と期待とでドキドキしつつ、股間はちょっといじっていただけで約束のフル勃起状態。

5分して何もなかったら普通に温泉と暑いサウナを利用して帰ろうと。
そんなことを考えていたら、一人利用者が入ってきて、自分の正面に座りました。
手にしているタオルは白で、待ち合わせのヒトなのかもしれません。しかし、白タオルはありきたりで正直わかりません。

別の人かもしれないけど、約束上こちらはタオルを手に持ちつつも、隠さずにフル勃起でいなければいけません。普段から露出とかしてますが、ヒトがいない場所に限定しています。
これが関係ないヒトだったらと思うと恥ずかしく、股間に血液が集中してさらに固くなっていってる気さえします。

様子を伺いつつどうしようかと思った矢先、相手が立ち上がり、こちらの亀頭の下先を中指で軽く撫で上げてきました。
相手はどこにでもいそうな普通のおじさんで無表情に近い顔で撫で続けます。
そして、こちらの手をつかみ自分の股間に誘導されました。
お互いに相手の股間を擦り撫で上げること数分。突然扉が開き、新しい利用者が入ってきました。
すぐに手を離し、おじさんはそのまま隣に座ります。新しい利用者はまたしても反対側でちょっと離れた場所に座りました。
さすがに第三者がいる中での行為はないだろうと油断していたら、おじさんからのフェザータッチが。
そこから行為が再開されそうになり、流石にと手を払い除けようとしたら新しい利用者も同業者で結局二人がかりで撫でる舐めるをされ、こちらは二人の股間を撫で続け、最後にはサウナ内で果てるまでいきました。

そこのサウナは中にもシャワーがあって床と股間を洗い流し、再度体を洗いました。

その後は温泉に浸かりぼんやり眺めていました。
先程の二人は奥目の温泉に浸かったりロッカールームに戻ったり、こちらに来る様子はなかったので今日はもう何もないだろうと。

そのまま少し長く湯船に使ってましたが、やたら水しぶきを上げて別の湯船に入るヒト、その人に軽く話しかけるヒト。

先程の二人もそれぞれ別のヒトと会話をしています。

新しい割には顔見知りの多い銭湯なんだなぁと思いつつ、熱めのサウナに向かいました。
途中で足元に水がかかりました。水しぶきをあげたヒトが手で水鉄砲を作りこちらに撃ったみたいです。
水しぶきを上げて入ることもあり、素直に大人げないと思いつつもトラブルは避けたいので何も触れずサウナに入りました。
熱めと言っても普通の熱さです。
ただ、先程の行為も相まって若干の逆上せ気味も感じました。
一度仕切り直そうと、サウナを出て水風呂に入ります。
体を冷ました後に、ロッカールームに戻り水を飲みます。
頭もスッキリしてきて、再度サウナルームに。
今度はじっくり入り汗をかいて水風呂に浸かります。
水風呂はサウナルームの隣で、サウナルームは件の熱くないのと、熱いのも隣になっています。
ふと水風呂に入っていて気がついたのですが、熱くないサウナルームの前に三人掛けのベンチが二つあるのですが座っている一人は、自分が入ったときからずっとそこにいる気がしました。
気のせいかもしれない、たまたまかもしれない。深く考えず熱いサウナルームに入ります。
いつもと同じ時間汗をかき、サウナルームを出ます。ベンチに座っているヒトの数が増えた気がしました。そして全員でこちらを一瞬見つめます。
水風呂に浸かり体を冷まし、再度熱いサウナルームに入ります。
次に出てきたときにはベンチは満員御礼状態。
中には水鉄砲もいました。
水風呂に浸かり体を冷ましながらぼんやりしていましたが、ベンチ全員が明らかにこちらの様子を伺っています。

流石に薄気味悪くなりましたが、それでも汗かきっ放しで帰るのは嫌なので、洗い場で体を洗い今度は普通の湯船に浸かります。
気持ちも落ち着いた所で湯船から上がりロッカールームに向かいます。
途中でベンチの前を通りましたが、先程の人たちは微動だにせず、しかし視線は感じます。

ロッカールームではそそくさと着替え誰もいないタイミングで外に出て車に乗りました。

近くのコンビニの駐車場に停まり様子を伺いましたが、後続車もいないようでした。

やっと安心してスマホのブラウザを開いて悟りました。
今回のやり取り、全てをオープン掲示板でしていました。
閲覧者は緑のタオルを持った自分をずっと見ていたわけです。

多分、大きく水しぶきをあげたり水鉄砲を撃ってきたのはあの人なりの自己PRだったのでしょう。

あのときの銭湯には、一体何人の同性愛者がいたのでしょうか？
また、普段の銭湯には同性愛者はどのくらいの割合がいるのでしょうか。

あれ以降、日帰り温泉や銭湯には一度も足を運んでいません。
しかし、また興味本意で、件の銭湯には行こうと思ってしまう自分もいます。

あれから、三ヶ月。