こっちの世界に目覚めたのは、中学生の時、友人とフェラってどんなんだろうという話が高じてお互いのを舐めあってしまってから。
それから基本的には女性が好きなのですが、元々Mっ気が強いこともあり、彼女に隠れて幾度か男に抱かれていました。
今のご主人様に出会ったのは2年程前、某SM系SNSにて。
メッセージを頂いた20才程年上の方に、いつか犬の様に調教されてみたいという願望を持っていると告白すると、リアルでしましょうというご連絡を頂き、その後のメールのやり取りのフィーリングも悪くなく、少し緊張しながらもお会いすることになりました。
男同士が入れるラブホテルの近くで待ち合わせ。緊張でかなりソワソワしていたと思います。待っている間に買ったペットボトルの水もあまり喉を通りません。五分程待ち、現れたのは見た目は本当におじさん。身長は大きいですが少し髪が薄くオシャレとは言えない格好で、この人に今から調教されるんだと思うと、さらに緊張して心臓が飛び出しそうでした。
目配せをしてお互いを確認すると、
「じゃあ付いてきて」
そう言われて今会ったばかりのおじさんの半歩後ろをついてラブホテルへ向かいました。ボーッとしていたので記憶が薄いですが、冬から春に変わる頃だったので、肌寒いねみたいな会話だけはあった気がします。ホテルに入るとおじさんは手慣れた様子で部屋を選び、エレベーターに乗り込みました。
部屋は少し広めのゆったりとしたスペースでした。ここで、今から犬になるんだと思うと、また少し身体が強張りました。おじさんは、少し大きめのカバンをソファーのところに置き、
「じゃあはじめようか」
と言うと、ベッドに座りながらその脇に僕を立たせ。
「全部脱いで」とあっけらかんと言いました。
少しモジモジしていると、
「ほら、早く。犬になりたいんだろ?先ずは身体検査だ」
そう言って太腿のあたりを少し触りました。そそくさと服を脱ぎ、全裸になります。まだ身体がこわばっていて、下も小さいままです。おじさんは少し僕を見つめるとソファーのところへ行きカバンから赤いロープを取り出しました。
「感度を調べようか」
慣れた手つきで身体に赤いロープが巻かれていきます。途中ふいに乳首を抓られ、「あっ」と声が漏れてしまいました。
「なんだ、乳首も感じるのか。男のくせに」
結び終わる頃には身体が少し火照っていました。
「もうチンポ勃たせてるじゃないか。変態だなぁ」
ふと、服を着たおじさんに身体を赤いロープで縛られている異常な状態に気付き、緊張が興奮へと変わり始めます。少し震えながら「は、はい。すいません。」と言うのが精一杯でした。おじさんは、身体を寄せ、耳元を少し舐め、乳首をゆっくり愛撫しながらちんぽをそっと扱きます。時折匂うおじさんの加齢臭が少し鼻につき嫌な気持ちになるのですが、次第にそれさえも被虐感に追い討ちをかける要素となるくらい、頭が真っ白になって行きました。
「うしろを向いてお尻を見せろ」
すっと後ろを向き、お尻を突き出します。さっきまでの躊躇がウソのように言葉に素直に従っている自分に少し驚きました。
「ケツは洗ってきたのか?」
頷くと尻たぶを持ちながらアナルにそっと指を這わせました。
「もう一度念入りに洗ってこい、その間に準備しておく」
そう言うと、赤いロープを解かれ、バスルームへと促されました。
続きます