中2の夏休み。
親とケンカして家を飛び出した。
あてもなく、金もなく、たださ迷っていた。
一日目は何とか過ごしていたけど、三日目はお腹が減ってつらかった。
「君、何してんの?」
公園にいて、話しかけてきたのは、20代前半くらいの茶髪の男。
「家出してきた」
「ガキのくせに何やってんだか。あてはあんの?」
俺は首を横に振った。
「じゃあ帰んの?」
「……」
帰りたくはないが、あてもないし…。
「ん~、じゃあ、家来るか?」
「え」
「中学生を一人にしとくのは危ないしな」
頭を撫でられた。
俺はその人の家に行った。
似合わない二階建ての一軒家、なかなか広い。
「臭いから風呂には入れ」
「ぁ、はい」
俺は風呂場に案内され風呂に入った。
風呂からあがると、服は洗われ、下着のだけの着替えが置いてあった。
シャツとトランクス姿で風呂場から出て、テレビの音がする所の扉を開けた。
リビングだった。
「やっぱ服デカいな」
ソファーに腰掛けこっちを見る男。テーブルの上には豚のしょうが焼きが作ってあった。
「あ、ありがとうございました」
「気にすんな。ぁ、名前、なんつーの?」
「雄大です」
「俺は章吾こっちにこい」
手招きしたので、章吾さんの隣に座った。
「いつまででもいてイイからな。明日、いろいろ買わないとな」
章吾さんの服じゃ、さすがに大きい。
上はまだイイとして、トランクスが気をつけないとずれてしまう。
「でも、お金ないです…」
「大丈夫大丈夫。意外と金持ちなんだぞ、飯を食べていろ俺も風呂に入る」
頭を撫でて、笑いながら風呂場に向かってった。
俺はあっという間に食べたら、どうしていいのか分からず、リビングをフラフラしてた。
一人暮らしの男性の家とは思えないくらいキレイ。
涼しすぎない冷房。
テラスにも椅子が出してある。
庭には植物が沢山植わってる。
いろいろ見て回ってる内に章吾さんがあがってきた。
「なんだもう食ったのか?落ち着いてテレビでも見てりゃイイのに」
章吾さんは上半身裸で、下は白のスエットだった。
「勝手に見ててスミマセン(汗)」
スリムな体型。
身長は175はあると思う。
「謝んなって。で、寝る前に話聞こうか。何で家を出たのか」
俺は親とケンカしたことを言った。
「そか。で、どうしたい?」
「どう…とは?」
「お、俺は…戻りたくはない。」
「んな悩むなってわかった好きなだけいろ。」
「はい…」
「まぁ、お年頃だもんな」
また頭を撫でてくれた。
「よし、明日はいろいろ買い物に行くからもう寝るか」
寝室に案内された。
「二人で寝るの、抵抗あるか?」
「だ、大丈夫です」
「じゃあ、暑いから服脱げよ」
「ぁ、はぃ」
上半身裸でベッドに入った。
章吾さんもベッドに入る。
章吾さんに背中を向ける。
「そっち向いちゃうんだ」
抱きついてくる章吾さん。
「ぁ、暑いです」
「まだ10時だぜ?若いんだから大丈夫だろ」
俺の股間に手を伸ばしてきた。
「チョット(汗)」
「ワリィワリィ。でも、泊めてやるんだから、少しくらい奉仕してもいいんじゃない?」
「ぇ?」
「少しは分かるだろ?」
「ま、まぁ」
「俺の好みだぜ、お前」
キスされた。
そして章吾さんに抱かれて男同士セックスを覚えた。
次の日。
目を覚ました時も章吾さんに抱かれていた。
しかも向かい合わせで。
「動いたら章吾さんを起こしてしまうので動けない」
目の前に章吾さんの顔。
見てるだけでドキドキする。
この時、まだ同性愛に目覚めてなかったため、好きだとは思わなかった。
「んっ」
少しして章吾さんが起きた。
「おはよ、雄大」
チュッと、キスされた。
「や、やめてくださいよ」
「肌を合わせた仲じゃないか」
イヤらしく笑う章吾さん。
「どれ、一緒にシャワー浴びるか」
「ぇ…」
「汗かいただろ?」
「は、はぃ」
俺は章吾さんについていった。
全裸だったから
「朝だからビンビンじゃん」
「じ、自分だってじゃないですか」
「そりゃ男の子だもん」
ゲラゲラ笑う章吾さんにつられ、俺も笑った。
そしたら章吾さんとフェラをし合ってから二人でいった。
風呂からあがり、服を着てリビングに向かう。
俺はトーストと牛乳、章吾さんはトーストとコーヒーを食べた。
それからニュースを見て、歯を磨いた。
ずっと章吾さんと一緒にいた。
買い物に行った。
もちろん章吾さんの車に乗って。
服や日用品を揃えてくれた。
ついでに章吾さんドラックストアでローションを買った。
またあれをするのかとドキドキした。
家に帰ると、もう8時だった。
晩御飯を食べ、テレビを見て、風呂に入る。
テラスで涼み、8時を過ぎた頃。
「寝室に行こ」
「は、はい」
緊張した。正直、セックスは嫌じゃなかった。
この性括に慣れケツも感じ出し一週間たったころの夜。
「ピンポーン」
チャイムが鳴った
「おっ待っていたよ」
章吾さんが招き入れたのは、30代ぐらいのおじさんだったのだ。
少し厳つめの肉体労働者ぽい人だった。
「この子か可愛いじゃん」
「でしょ」
「誰ですか?章吾さん」
「今日のセックス相手の豊さん」
「えっ?」
「うちにいるならこのくらいはしないとね」
ここに居るなら仕方がないと思い3Pをした。
それからは何人もの男性した。
時折、女性ともしたりして僕は20になるまで、そこでセックスをして過ごしていた。
その良く来ていたヤクザみたいな人に拾われて、今はその人の愛人をしている。