まだ私が学生の頃、丁度今頃の季節に大学の休みを使って一人で車で車中泊を繰り返しながら一人旅をしたことがあります。
まだインターネットもカーナビも無い時代。地図を片手に当ても無い旅でした。
それは某県の市街地近くでのことでした。
まだ昼過ぎでしたが、前日に風呂に入れなかったので目に付いた銭湯のような日帰り温泉のような温浴施設に入りました。
中は空いていて先客は二人だけで、五十代くらいのおじさんと、もう少し年上の初老の男性が入っていました。
二人は知り合いなのか浴槽に並んで浸かっていました。
私は掛け湯をして二人から少し離れた所に入ったのですが、その二人が私に近づいてきて話しかけられました。
どこから来たのか、などという他愛もない会話だったと思いますが、一人旅で人と話すことがあまりなかったので、久々の会話に色々と話し込みました。
しばらくすると、二人のうち年上の方から「ここで会ったのも何かの縁だから背中、流してあげるよ」と言われました。
私も、こういう触れ合いが一人旅の良さなんだと、快くお願いすることにしました。
浴槽から上がり洗い場に座るとその二人が私を挟むように座り、掌で石鹸を泡立てたて1人が背中を、もう1人が足を洗い始めました。
背中だけだと思ってたのでびっくりしましたが、ここで断るのも悪い気がしてそのままでいました。
二人は相変わらず何気ない会話をしながら私の身体を洗っています。
背中が終わると後ろから前に手を回して胸を洗われ、足を洗っていた方の手は私の太ももに移っていました。
時折指が乳首を通り過ぎ、太ももを洗っていた手は私の内股の奥まで来ていました。
恥ずかしながら、ここ何日か抜いてなかった私の股間はその手に反応してしまい、腰のタオルを持ち上げ始めてました。
さり気なく手で股間を抑えて隠していたのですが、背中を洗ってた人が乳首を摘んできたので、手で胸を隠そうとあげた隙に、さっと腰のタオルを剥ぎ取られてしまいました。
「若いのは元気がいいなぁ」とビンビンに勃起した股間を見られて慌てて手で隠しました。
「男同士なんだから隠すことないよ。俺だって、ほら」と前を洗っていた五十代の男性が腰のタオルを外すと、私と同じく固くなった彼の股間が露わになりました。
後ろの人に「そこも洗ってもらいな」と言われ、私の手は後ろで拘束されてしまいました。
私は「いいです、いいです」と抵抗しましたが、前の人は泡をたっぷりと私の股間に塗り、ソフトに扱いてきました。
片手は玉から玉の裏、そしてお尻の割れ目をなぞり、ゾクゾクする快感から私もつい喘ぎ声を出してしまいました。
もう抵抗しないと分かったのか、後ろの人は握っていた手首を離して、後ろから私の乳首をいじり始めました。
全く興味のなかった世界にいきなり足を踏み入れ、頭の中はパニック状態でしたが、もう全く逆らえないくらい身体は欲しがっていました。
「こういうのも悪くないだろ?」と後ろの人に耳元で囁かれ、思わず頷いてしまいました。
私はあまりの快感に瞬く間に絶頂に上り詰めようとしてましたが、前の人の手は絶妙にそのタイミングが来ると外れてしまい、寸止めの状態を何度も繰り返されました。
片手で弄っていたお尻の穴も大分ゆるくなっていたのか、ついにその指が中まで入ってきました。
初めてのことでしたが痛くはなく、排泄感に似た感覚でした。
「前に手をついてごらん」と言われ、四つん這いにされると指を更に奥深くに入れられました。
初めて感じる前立腺での快感に言葉も出せずにいると、再び股の間から手を入れて股間を扱かれ、今度こそ大量に彼の掌の上に射精してしまいました。
ヘトヘトになった体を流してもらい、再度浴槽に三人で戻りました。
ようやく落ち着いた私に、ここはそういう人が訪れる、いわゆる発展場だそうで、たまに私のように何も知らない人が来ることがあるそうです。
でも普通にしている時は二人ともただの良いおじさんで、ここでどんなことが行われているのか詳しく教えてくれました。
出る前にもう一度二人に口と手でいかせてもらい、そこを後にしましたが、どうしてもその時の快感が忘れられず、旅の終わりにもう一度そこに寄ってしまいました。
これが私のこの世界への入り口でした。