満員で、ぎゅうぎゅうの電車で、人の波に押されて。気が付くと、おじさんと向い合わせになりました。体が、密着して、なんか脂ぎった匂いがして…なにより、顔を上げると、おじさんとの距離が、5センチくらいしかなくて。目のやりばがなくて、恥ずかしくて…俯いてました。しばらくその姿勢でいたら、そのおじさんが、耳元で「口元にご飯粒が付いてるよ…。」と囁いてきました。すごくドキッとして、顔を上げたら、すごいいやらしい目付きで、凝視されて…、しばらく見つめあってしまいました。唇も、近くて…。何か、もじもじしてたら、おじさん、長い舌を出して、ご飯粒が付いてる口元を舐めました。とても恥ずかしくて、多分耳まで真っ赤になってたんじゃないかな…。おじさん、最初は、ニヤニヤその様子を見てるだけだったけど、何も、抵抗しないのが判ったたら、俯いてる顔を、ちょっと強引に指で上げて、見つめさせたり…、頬を舐めたり…、唇も舐めようとしましたが、そこは、顔を背けて何とか避けました。ようやく、降りる駅に着いて、降りようとすると、おじさんが手首を掴んで、降ろそうとしませんでした。怖くなって、手を振りほどき、走ってホームを降りました。でも…、あのとき、唇を舐められていたら…。手首を掴まれて、降りなかったら…。と思うと、なんか、とても変な気持ちになっちゃって…。おじさん、何をしたかったのかなぁ、なんて考えちゃいました。