もう随分前のことになります。今年で55歳になる私の学生時代のことですから、今から35年前のことです。
当時私は大学近くのアパートに住んでいました。
決して裕福ではない家庭でしたから仕送りは雀の涙で、なんとか家賃を仕送りで払い、生活費はアルバイトで稼ぐ毎日でした。
なので実家通いのボンボンのように楽しい学生生活が送れるはずもなく、アルバイトが休みの日でも外に遊びにも行けず部屋にいることがほとんどでした。
その頃住んでいたアパートは所謂六畳一間で風呂なし、トイレは共同というその当時でも珍しい安アパートでした。
入居しているのは1階におじいさんが一人、2階は私と隣に30半ばのガタイのいい肉体労働系のおじさんが住んでいました。
私がアルバイトに出ていることが多かったせいか、あまり会わずに会っても軽く挨拶をする程度でした。
その頃の私は彼女など作る金もなく、やることと言えばオナニーばかり。
元々エムっ気があったせいかアナニーや露出オナニーなどもしていました。
普通にすることもありましたが、ネタになるような本は買える余裕もありません。
なので時々隣のおじさんが捨てるために部屋の前に積んだ雑誌の間に挟まっているエロ本を拝借したりしていました。
その日も雑誌の中からエロ本を拝借しようと雑誌の束を部屋に持ち帰り荷紐を解いてみると、普通のエロ本の中に一冊変わった本を見つけました。
表紙は絵ですが中年男性同士が絡み合っていて中を見ずともゲイ雑誌であることは分かりました。
ゲイにはその時まで興味はありませんでしたが、興味本意で中を見てみると男性同士が絡むグラビアが少しと、それ以外はほとんど体験修行。後ろの方に仲間を探す投稿などがありました。
今まで考えたこともないと言えば嘘になりますが、遠い世界だと思っていたのが急に近くに感じました。
グラビアは大事な部分は墨を塗ったように黒く塗り潰されていましたが、太ったおじさんが筋肉質な若者にバックからされている写真もあり、墨で塗られた局部から漏れ出したお汁が糸を引いている写真に特に目を引かれ、意に反して私のぺニスは物凄く固くなり、ズボンの上から擦っただけで中で射精してしまいました。
正直、小学生の頃に初めて見たエロ本より衝撃的でした。
勿論その本は頂戴して、それからは隣人が雑誌を出す度にゲイ雑誌を探すようになりました。
今まではそんな本はなかったはずなのに、それ以降探す度にゲイ雑誌は見つかりました。
そうなると私もどんどん男性されたい願望が増してきました。まだ女性体験もないのに同性としたいという何ともおかしなことになりました。
オナネタも今までの女性との性交てまはなく、自分が男性にされるのを想像しながらアナニーすることが圧倒的に多くなりました。
隣人とは時々夜に洗面所などで顔を合わせましたが、(この人は男性に興味があるんだ)と思うと何だか変な気分になりました。
そしてオナニーするときに段々と隣人に犯されていることを想像することが多くなりました。
そんな中、久しぶりに実家に帰省しました。お金がないので帰省するのは2年ぶり位だったと思います。
久しぶりだったので10日間ほど長めの帰省でゆっくり出来ましたが、狭い実家で農作業の手伝いなどもさせられ、その間オナニーを一切していなかったので溜まりまくっていました。
しかもその頃はアナニーが日常だったこともあり、前より後ろの方が疼いてたまりませんでした。
帰ったらたっぷりしようと思い、アパートに帰りついたのは夜の10時位でした。
洗面台でお湯を汲んでトイレでお尻の穴の洗浄を済ませて部屋に戻り裸になってアナルに自作のディルドを挿入して小声で喘いでいたら、隣に隣人が帰ってきた音がしました。
隣人は大体このくらいの時間に銭湯から戻ってくるのが日常で、恐らくこのあと暫くすると洗面所に歯磨きに行くのが日課です。
その時、ふとエロい格好で彼の前に行ってみたくなりました。今までそういうことを想像したことはありましたが、実行に移す勇気はありませんでした。
でもその時の私は性欲の権化と化していました。
彼に恥ずかしい所を見られたい、あの身体で後ろから思い切り突いてほしい。その願望が押さえきれないほどでした。
さすがに裸はまずいと思い、Tシャツを着て扉を開けました。Tシャツは勿論下半身の半分も隠せず、辛うじて勃起したぺニスの上半分が隠れている程度です。
後ろに至ってはほとんどお尻が丸見えの状態でした。
震える足で彼の部屋の前を通りトイレの隣の洗面所へ歩きました。
手まで震えていましたが、何とか歯ブラシに歯みがき粉を付けて鏡に向かって歯磨きを始めました。
彼に来てほしいのと来てほしくないのと半々の気持ちでした。
でもそんな気持ちを打ち消すように彼の部屋の扉が開く音がしました。
飛び出そうなほど心臓が高鳴りました。
でももう後戻りは出来ません。私は洗面台でお尻を突き出して口をゆすぎました。つまりこちらに向かってくる彼には私の突き出したお尻が丸見えになる寸法です。
足音が途中で止まりました。多分私のお尻が見えて立ち止まったのだと思います。
ほんの数秒のことだったと思いますが随分長い時間に感じました。
そして再び歩き出す音が聞こえ、その足音は私の真後ろで止まりました。
顔を上げると鏡越しに目が合って彼が笑顔で「こんばんわ」と挨拶してきました。私も挨拶を返しすぐに洗面台を離れましたが、その時に軽くでは有りますがお尻を触られました。一瞬ピクッと身体を止めましたが、慌てて部屋に戻りました。
部屋に戻り扉を閉めると緊張感がどっと抜けてその場に座り込んでしまいました。
(見られちゃった…)と思いつつぺニスは今までにないほど固くなっていました。
漸く立ち上がると真後ろの扉がノックされました。
再び心臓が弾けました。扉を開けずに震える声を抑えて「はい」と答えると、少し間が空いたあと「良かったら部屋に来ない?」と声がかかりました。
そうなることを望んでいたのに、いざとなると少し躊躇しました。
私が何とか「すぐにですか?」と聞くと「うん、おいでよ」と言われました。
勿論彼の部屋に行くのは初めてです。でも断れず扉を開けてしまいました。
この格好の言い訳をなんとかしなきゃと思い「すみません。下着まで全部洗濯しちゃったんでこんな格好ですけど。」とひきつった笑顔で言うと、彼は下から上に舐めるように私を見ながら「男同士だから大丈夫。おいでよ。」と言われ彼に促されて彼の部屋に行きました。
初めて見る彼の部屋は割りと片付いていて部屋の隅に布団が敷いてあり、隣の卓袱台の前に座布団が敷いてありました。
「そこ、座って」と言われ座布団に正座で座りました。その時に固くなったぺニスは太ももの後ろに押し込みました。
彼はグラス2つにビールを持ってきて卓袱台に乗せ、「足崩しなよ」と言いました。足を崩すとぺニスが隠せません。でもずっと正座でいることも出来ないので片手でシャツの裾を引っ張って胡座をかきました。
彼が私のグラスにビールを注いでくれたので私もついご返杯でビール瓶を両手で持つと、隠していたぺニスがビンッと露出してしまいました。
でもビールを持ったまま隠すことも出来ず彼のグラスにビールを注ぎました。
その間彼は私の固くなったぺニスをまじまじと見ていました。
軽く乾杯をしてビールを飲みました。カラカラの喉にビールが染み込み凄く美味しかったことを覚えています。
もうぺニスを隠すこともしませんでした。二杯目のビールを開けると彼の手がそっと私の太ももに乗せられました。払いのけることもせず目を瞑って手を後ろにやりました。
太ももに置かれた手は次第に上に上がってぺニスを包み込みました。他人にぺニスを触られるのは初めてです。
それが分かっているのか彼は激しく動かすことはせずに亀頭を手のひらで包むようにしています。
でもそんな刺激ですら私には堪らずいきそうになってしまいました。
慌てて手を抑えると彼はぺニスから手を離し「後ろ向いて」と耳元でささやきました。
言われた通り畳の上に四つん這いで後ろを向くと彼は私のお尻に顔を埋めてアナルを舐めてきました。
先程のアナニーでヌルヌルになっているアナルを丁寧に舐められ、十分解れた(最初から解れていましたが)アナルに指を入れられました。一本の指は簡単に飲み込んでしまい、2本目の指を入れられると、彼に片足を持たれました。
まるで雄犬がオシッコをするような体制でアナルに入れられた指を出し入れされました。
肉体的にも精神的にも今まで感じたことのないほどの快感に下半身がおかしくなりそうでした。
その時、いつもの射精とは違う感じで奇妙な快感が下半身を襲いました。
演技じゃなく身体から自然と声が出てしまい、その声と共に彼の部屋の畳にダラダラと大量の精液をお漏らししてしまいました。
身体が痙攣するようにピクピクと震え、身体中の力が抜けて畳の上に仰向けに倒れてしまいました。
彼は満足そうに笑いながら自分も服を脱ぐとその大きなぺニスを仰向けになった私に向け、自分も私のまだ汚れたぺニスを口に含みました。
所謂シックスナインの体制で互いのぺニスを貪りあいました。
私は瞬く間に二度目の射精を彼の口の中で迎えました。
口の中の精液は自然と飲み下しました。
彼は今度は私の股の間に位置を変えてぺニスをアナルにあてがうとグッと埋めてきました。
緩みきったアナルは難なく彼のぺニスを飲み込みました。ローションなど付けていないのに、彼の唾液と私の腸液でぬちゅぬちゅと卑猥な音が室内に響きました。
両手を押さえられ彼の身体が私の身体に覆い被さり、彼に唇を奪われました。
まだ歯みがき粉のハッカの匂いがする口から長い舌かま私の口に差し込まれました。
両足を大きく広げて次第に彼の腰の動きも早くなり、彼は私のぺニスを扱きながら私のアナルを突きまくりました。
そして私のお腹の中で彼のぺニスがビクビクと躍動し私も彼にぺニスを握られながら三度目の射精をしました。
そのあと、彼は濡れたタオルで私の汚れた身体を拭ってくれました。
そして今度は本当に一緒にお酒を飲みました。
私も彼も裸のままで。そこで色々と互いの人には言えない願望などを話しました。
彼も中々の変態さんでエッチなことなら男も女もありという方でした。
そんな訳で互いに身体を許した仲になり、その後は彼と身体を重ねることも勿論ですが、女性との体験も彼のお陰で済ませることが出来ました。
卒業と同時に勤務先の関係で引っ越し、その後は連絡を取ることもありませんが、私が今こんな変態になったのは彼のせい(おかげ?)かもしれません。