高校3年の時の話。
リョウというクラスメイトの友人がいた。
リョウは色白で肌が綺麗で華奢で、女の子みたいな奴だった。
ほかのクラスメイトからは「男女(おとこおんな)」とか言われてバカにされることも多く、親友の俺はよく間に入ってリョウをフォローしていた。
その為リョウとはいつも一緒にいることが多かった。
俺は体操クラブに所属しており、毎日技を磨いたり筋トレに励んだりしていた。
リョウはクラブには入らず毎日俺の練習が終わるのを体育館の隅で待っていた。
リョウのお父さんは整骨院を経営していて、クラブが終わったらリョウと一緒に帰ってマッサージをしてもらうのが毎日の日課だった。
親父さんも唯一といっていい友人の俺を昔から可愛がってくれて、時間外にもかかわらず喜んでマッサージしてくれていた。
そんなある日。
俺は練習中に手首を骨折してしまい、全治3ヶ月と診断された。
大会が近かった為無理して練習したせいだろうが、俺はすごく落ち込んだ。
そんな俺をリョウは毎日優しく励ましてくれて、俺は気持ちを切り替えることができた。
そして、手が使えないなら下半身強化だ、ということで下半身の筋トレに励んだ。
リョウの親父さんはあまり無理するなと、筋トレでパンパンに膨らんだふくらはぎや太ももを毎日マッサージしてくれた。
そんな日が続き、骨折から一ヶ月ほど経ったある夕方。
いつものようにリョウの家に行くと親父さんが喪服を着てバタバタとしていた。
どうやら近所の人が亡くなって通夜があり、今夜は泊まりになるという。
俺はじゃあ、と、帰ろうとしたがリョウを一人にするのも心配なので晩飯も用意してあるから今日は泊まっていってくれないか、と言われた。
俺は特に躊躇することなく分かりましたと返事した。
うちの親もリョウの所だったら安心だと、快諾してくれた。
そして長い夜が始まった。
こんな感じでエロくないことも書きながらなので、また興味あれば続き書くのでコメントください。
ゆっくりになると思いますが。