今さらながら前回の続きです。
T部長からの屈辱的な洗体と射精を終えた後、俺はようやく浴室から出る事を許された。
しかしバスローブを身に着けるT部長に対し、俺は濡れた身体を拭うだけで、そのまま全裸でい続
ける事を命ぜられた。
「もう一回勃起させなさい」
再び寝室へ戻って、休む間もなくT部長の最初の指示を俺は受けた。
しかしさっき射精したばかりの俺は、とても即座にT部長の命令に応じられる自信がなかった。
「その・・・時間が少し掛るかもしれませんが・・・」
恐る恐る、俺はT部長に弁解した。
「じゃあとりあえず、これ見て何とか頑張って」
そう言うと、T部長は部屋に置かれたテレビのスイッチを入れた。
俺に示されてきたのはホテルの有料チャンネル、いわゆるAVだった。これを見てもう一度興奮し
ろという事であった。
T部長の命である以上、俺は何としてでももう一度勃起させねばならず、促されるがまま見るしか
なかった。
俺は全裸のままソファーへと座り、男女の絡みを見続けた。これ程までに不本意で無感動なAV観
賞も生まれて初めてだった。横に立ったT部長が、俺を観察する様にジッと眺めてきており、否応な
くその視線を意識してならず、とてもテレビに集中出来る状況ではなかった。
それでも俺は何とか映像に意識を向け、ペニスを扱くなりして興奮を高めるべく努めた。
これではとても興奮出来ないという不安はあったものの、やはり直接的な視覚刺激の効果は大き
く、しだいに俺の萎えきっていたペニスは少しずつではあるが確実に勢いを取り戻し始めた。
そんな俺の股間を覗き込みながら、T部長が満足そうに笑みを浮かべてきた。
「いい感じで元気になってきたじゃないか。回復力が強いね、いやー若いってホント羨ましいよ」
呑気にそんな事を言ってくるT部長を、俺は本気で殴ってやりたい衝動で一杯だった。
それでも何とか、俺のペニスは一定の硬さを取り戻した。
すると、これで弾みがついたと判断したのか、T部長はもう用はないとばかりにさっさとテレビの
スイッチを切ってしまった。
AV嬢の喘ぎ声が響いていた室内は、再び重苦しく静まり返った。
「それじゃあ、ベッドへ上がって横になりなさい」
いよいよ来たかと、俺は改めて覚悟を決めるしかなかった。
そして命ぜられるがまま、俺はベットの上に仰向けに横たわった。
「両脚を広げて、お尻の穴がしっかりこっちに見える様にするんだ」
俺は横になったまま両膝を曲げて大きく開脚した。
「だめだめ、もっとこうやって脚を上げて」
T部長に両脚を掴まれ、強引にグイッと引き上げられた。
最終的に、俺は曲げた両膝をそれぞれの手で下から支えつつ、両太股が腹へとくっ付く程に大きく
脚を上げさせられた。
無様な姿勢を俺に強いつつ、T部長は部防備に曝け出されるアナルをマジマジと眺めてきた。
「君のお尻の穴、可愛いねぇ。何度か収縮させてみて」
T部長が次にそう指示してきた。
最低最悪の座興だった。俺は力んだり脱力したりを繰り返し、求められるがままアナルの収縮・弛
緩をT部長の前で披露させられた。
俺はもう、プライドも尊厳も容赦なく打ち砕かれていく気分だった。そしてそんな中、当時付き合
っていた彼女の顔が俺の脳裏に自然と浮かび上がってきた。もし今のこんな姿を彼女が見れば、一体
どんなにショックを受ける事だろうかと思うと、俺はもうとても合わせる顔がなかった。いくら仕事
のためとはいえ、こんなにもおぞましい形で彼女を裏切る真似を俺はしているのだと思うと、激しい
罪悪感と自己嫌悪に自然と涙を溢れさせていた。
「君、泣いてるのかい?」
すかさず、T部長は問うてきた。しかしそれは憐憫の情を見せるというものではなく、むしろそん
な俺の状態に気付いていっそう楽しそうな風であった。
「いえ・・・大丈夫です・・・」
俺は慌てて涙を拭って答えた。
「頑張りなさい、せっかくここまで恥ずかしい思いをしてきたんだ。今さら弱音を吐いて接待中止な
んて事にでもなれば、それこそここに来た君の努力が全部無駄になるんだからね」
今までの努力が全て無駄になる。これ程、その時の俺にとってきつい一言はなかった。それだけ
に、俺はもう後には退けないのだという事を改めて自覚させられた。
「それじゃあ、そのままの姿勢でオナニーをしなさい」
「・・・・」
「何か言いたい事でもあるのかな?」
戸惑う俺に対し、T部長はわざとらしく問うてきた。
「いえ・・・します・・・」
当然ながら俺に選択の自由などあるはずはなく、命ぜられるがまま行為を実行するしかなかった。
しかしいくらペニスを扱こうとも、この屈辱的な格好とT部長からの視線を受ける中で、俺はとて
も気持ちを昂ぶらせる事など出来なかった。いくら懸命に扱こうとも、俺のペニスは半勃ちといった
具合が限度だった。
そんな状況で、時間だけが過ぎていった。
「どうだい、イケそうかな?」
「あの・・・まだもう少し時間が・・・」
「いつまで待たせるつもりだい?ただ扱いてるだけのままじゃ、こっちだってさすがに飽きてくる
よ」
射精どころか、完全にすら勃起しない俺の状態に、T部長はしだいに苛立ちを増してきていた。
「申し訳ありません・・・」
無様な姿勢のまま、俺はそう謝罪するしかなかった。しかしいくら責められたところで、俺はとて
もこの状況で興奮する事など出来る訳がなかった。
しかしそんな俺を、T部長が解放してくれる事はなかった。
「君は、少しも機転を利かせられないのか?」
「え?」
「さっき、私にお尻を責められてあんなに気持ちよくしてたじゃないか。せっかく私が教えたんだ
し、君だって要領はもう分かるだろ?」
「・・・・」
「私の接待をしてるっていう自覚を少しは持ったらどうだ。もっとこっちを興奮させる様な事をしな
さい」
容赦なく、T部長は俺へと言い放ってきた。
このままの状況が許されない以上、俺はもう完全にT部長の見世物に徹するという覚悟を決めるし
かなかった。
そして俺はペニスを扱きつつ、もう一方の左手の中指を唾液でしっかりと濡らし、自らのアナルへ
と押し当てた。T部長の視線を浴び続ける中、俺はさらに大きく開脚してそのままアナルへと指を挿
入していった。
さすがにさっきとは違い、挿入は容易ではなかった。強引に内壁を押し広げて指を押し込んでいく
間、俺はそれなりの苦痛に耐えねばならなかった。
しかしそんな中でも、さっきT部長に弄られ続けた部分を無我夢中で刺激していく内に、俺の中で
痺れる様な感覚が股間の奥へと伝導していき、しだいに疼きが込み上がってきた。
それにともないさっきとは一転し、俺のペニスはしだいに勢い付いていった。
その光景に、T部長の機嫌もよくなってきた。
(続く)