学生の頃のことです。
友達の勇次が彼女にひどい振られ方をして、落ち込んでいるので
部屋で一緒に酒を飲んで慰めていました。
勇次はぐずぐずと泣き続けていましたが、突然、僕に抱きついてきました。
「女はもういやだ! 翔、忘れさせてくれ!」
そう言って、僕の体にしがみついて来ます。
(まぁいっかー)
勇次がかわいそうで、僕も勇次の体を抱きしめ、頭をなでたりしてやりまし
た。
しばらく、抱き合っていると、勇次は手を動かし、僕の肌を触って来まし
た。
「お、おい。勇...」
「翔、翔...」
うわごとの様に僕の名前をつぶやきながら、僕の胸に顔を埋め、両手は僕の
体を滑る様に弄ります。
気が付くと、僕のTシャツは首までたくし上げられ、乳首があらわになって
いました。
(セックス?)
僕の頭に、初めてその言葉が浮かびました。
「ゆ、勇次! おい、こら!!」
しかし勇次は、僕の制止にはまったく動じませんでした。
あらわになった僕の乳首にキスをして、そして口の中に...
「んっ!!」
僕は思わず背を仰け反らせました。
アルコールが入っているせいか、いつもより敏感になっているようでした。
勇次は僕の乳首を舌で転がし、空いている手で反対の乳首をなでてきます。
「勇次!!」
僕が全身に力を込めて叫ぶと、勇次は突然むくっと起き上がりました。
僕がほっとするのもつかの間、勇次は下腹部に覆いかぶさり、そしてズボン
に手を掛けました。
「お、お前何考えてんだ!」
「見たいんだよ。翔、お前のが。」
「な、何言ってんだよ、わかってんだろ、男だぞ俺は。ついてるもんは...」
「頼む、翔。好きなんだ!」
熱っぽい目でじっと見つめられ、僕はへなへなと全身の力が抜けてしまっ
た。
「勝手にしろ...」
僕がそういうと、勇次は嬉しそうに、僕のズボンに掛けた手に力を込めた。
ゆっくり、ゆっくり、僕のズボンが降りていく。
最後にお尻に引っかかったので、僕はちょっと腰を浮かせてやった。
腰の周りにひんやりと冷たい空気が当たる。
勇次のつばを飲む音が、「ごくり」と響いた。
(見られてる...)
恥ずかしくって、でも何か別の感覚も混じった変などきどきが、僕の胸で鳴
っていた。
「大きくなってきた...」
勇次に言われる前に僕も、股間に血が集まってきているのを感じていた。
「うわっ!」
勇次の指が、僕のものに触れた。
「ゆ、勇次、それはやばいよ...しゃれんなんない...」
でも、勇次の手はぼくのそれをしっかりと握り、上下にスライドしだした。
「あっっ! やっ、勇次、だっ!」
勇次のひんやりとした手にはますます力がこもり、ぎゅうと握りこんでく
る。
それに対して僕のものも、硬度を増して、勇次を押し返すように膨らんだ。
「ゆっ! ゆぅ...あっ、ふっ、あっっ!!」
「翔!しょぉぅ...」
勇次の手が更に激しく動いた。
その動きに合わせて、勇次の手の中から、(にゅちゃっ、ちゅっ)という、
湿った音
が漏れるようになって来た。
「だ、だめ。だよ、勇...んと、出ちゃうぅ...」
「いいよ、翔、出してくれ。」
「だめだぉ、や、そん...」
「いいんだ、翔。見たいんだよ、翔が一番気持ち良くなるとこ。」
「や、やだぁ。ダメ...」
背中から、じわじわと電気が流れるような感覚が現れて来た。
射精の前兆だ。
(ほ、ホントにいっちゃうのか?俺...こんな...)
僕が、葛藤しているとき、勇次が言った。
「翔、俺達、セックスしてるよ!」
その言葉がとどめだった。
全身を、高圧電流が流れ、背中が仰け反った。
「ぅわあ、勇次!!」
僕は、勇次の腕にしがみついた。
そして、信じられないくらい、たくさんの精子が、勇次の手に放出された。
長い、長いオルガズムの後、嬉しそうな勇次の顔が目の前にあった。
「やっちゃったな、俺達。」
「ん...」
恥ずかしくって、まともに勇次の顔が見れない。
なんか、すごく涙が溢れて止まらなかった。
この話には、まだ続きがありますが、とりあえず今日はこの辺で。