いくら禿げてきたとは言え、バリカンで刈り落とした52歳の丸坊主の頭は何とも
情け無く、哀れでありました。 半月の夏期休暇が終わり、この坊主頭で出勤した
のですが、当然のように見過ごされ、ただお情けに4、5人の若く意地の悪い視線
を降り注いで頂いただけでありました。 この150人近い男だらけの職場では、
自分のような無能で貧相なオッサンなど、居ないのと同じなのであります。
この夏期休暇はしっかりと自分を見つめ直し、腹を括ってこれからの生き方に審判
を下す、覚悟の時となりました。 生きている事が辛い…。8年もの間自虐に泣き
悦んで来た体が、半端ではないマゾ奴隷の調教を拝受する恩恵に浴し、心底真剣に
御主人様の奴隷として生涯勤労させて頂く事を誓いました。 自分の命そのものを
御主人様に預かって頂き、御主人様の意のまヽに酷使して頂き、いつか御主人様の
手でゴミ処理場へと運んで頂く。御主人様が天主様で君臨された日々。 1年近く
まったりと仕込まれ捨てられた体の辛さ苦しさ、喘ぎのた打つ体の卑しい叫び。
こヽ半年以上も悶え苦しむしかなかった自分を厳しく戒め、自分はこのさき生涯、
自虐を繰り返し、自虐に泣き喚き、自虐の痛みで自分のような恥晒しが生きている
ことの許しを世の男性諸兄様に乞い、生きて行くしかないのだと確信致しました。
頭を丸坊主にしただけではありません。首から下の毛をすべて落としました。股の
垂れ物に生えた毛は剃り落し、あとの毛は強力な脱毛剤を使って拭き取りました。
頭は10日ごとに散髪屋でバリカンを当て、首下は3日置きにカミソリと脱毛剤で
処理しております。
男だらけの職場で尊敬される男とは、男らしい顔と大きな体、野太い声と決断力、
間違っていてもみんなを引き摺って行く傍若無人な力。 嘘のようですが、若者は
こんな男に成りたいと耳を傾け、その姿を真似て振舞おうと努力を重ねるのです。
自分が全身毛無しの裸体を小便器の溝に横たえたとしても、男たちは気にも止めず
ジョロジョロと小便を垂れ、火のついた煙草を投げ捨て、痰を吐き飛ばす筈です。
今にも気が狂いそうな変態であれ、自分のようなモノに存在はないのであります。
「こんなモンぶら下げて生れてきやがってっ、面汚しがっ!」
「潰すしかねぇな。叩き潰さねぇと世間の男に詫びの入れようがねぇだろっ!」
「お前の手で潰すのが筋なんだがな…。潰して欲しけりゃ潰してやるぜっ。」
御主人様に潰して欲しかったであります。心から潰して欲しかったであります。
しかし52年も自分がぶら下げて来た物は、自分の手で潰すのが筋であります。
それが自分の正しい生き方であると、心を律し、自潰に励む自分であります。
こんなモンぶら下げて生れてきやがってっ!! ....御主人様
っ....!