バックルーム・・・・コンビニで働いた事のある人ならわかるはず
コンビニの事務室や倉庫を兼ねた店の奥の部屋のことです。
店員はここで着替えをしたりできるし、店内を見れるモニターもあります。
夜のコンビニに買い物しに店に入ってレジに人がいなくても
レジの前に着いたとたん、突然店の奥から店員がレジに現れる。
こんな経験もあることでしょう。
こういう奴はたいがいバックルームで店の物食ったり、タバコ吸っているんです。
通常店員はレジを空けません。
さて話は私が25歳の事です。
前の会社を辞めプーの私はコンビニの夜間バイトをしていました。
私以外はほとんど学生さんでした。
社会人経験のある私から見ると、彼らは本当に世間知らずだなと思いながら
なんとかバイトしていました。
あと、年齢もある程度行っていたし要領いいので、店長にみこまれて
いつのまにか新人バイトを指導するような立場になってしまったのです。
いざ仕事を教えると、たいがいの学生は、「バイトなんか適当でいいや」
って感じで人にものを教えてもらう態度がなっていませんでした。
ですが「K君」だけはすごく真面目で好感が持てました。
私が丁寧に教えているのを真剣に聞いてくれて意欲的でした。
あまりにも真面目で熱心に聞いてくるるので、
こちらの指導も”熱く”なりました。
数週間後、彼はほかのどの子よりも仕事をこなし、
がんばっていたので店長に彼の時給UPを頼みました。
ある日彼が、冷蔵庫の中でジュースの補充をしていました。
(他のバイト連中はほとんどやりませんが)
私もおでんの具を取る為に冷蔵庫に入る事になりました。
おでんの具は冷蔵庫の奥にあり、飲料の補充している彼と
狭い冷蔵庫の中ですれ違いしなければなりません。
私は「おでんの具を取るよ」と言い、冷蔵庫の中に入りました。
やっぱり狭いのですれ違いに接近してしまいました。
そしてその密室で二人きりになり、初めて気付いた事があります。
それは彼がシャイで、すれ違う時に
「かなり僕を意識して、体を必要以上にかわした」事です。
普通の女の子がするような行動を僕に見せたのです。
僕は彼の行動にピンときました。
この時から恋は始まったのです。
それからは夜勤の勤務シフトが入れ替わり、
通常2名の夜勤メンバーはほとんど彼と一緒です。
彼以外と勤務の時は退屈で仕方ありません。
そして時がおとずれました。
お互いすっかり打ち解けて、楽しく仕事をし、
レジがヒマな時はバックルームでお話をしています。
なんだか日に日にK君が愛しくなっちゃって
ついに僕は行動にでちゃったのです。
「K君・・君、可愛いイよ、キスしていいかい?」
彼は本当に女の子みたいに照れてしまいました。
僕が彼の肩に手を伸ばし、抱き寄せると
彼は必死に顔をそむけます。
「やめてーーーー!」
でも僕はどうしても彼と重なり合いたいので
強引に引き寄せて無理やり唇を奪いました。
行為の後彼はガクッと椅子に座りました。
僕は、彼が外見は男だけど中身は女の子だったのかもと思いました。
同時に僕はシャイなK君の唇を強引に奪った事に罪悪感を感じました。
「僕に好意があったんじゃなかったのか・・・」
でも、そんな不安は一気に解消しました。
K君に聞くと、男性にキスを求められるのは今まで何度かあったようです。
ですがなんとこの僕とのキスがファーストキスだったのです。
それを言って欲しかったですね。
これで恥ずかがっていた理由や、キスのぎこちなさも分かりました。
勤務が終わり交代の時間になりました。
僕はもう一度彼にキスを求めましたが彼は「スンナリ」
受け入れてくれました。
二度目ちょこっとばかりヌルッと唾が絡み合うようなキスしてあげました。
それ以上の関係はハッテンしませんでしたが
いまでもK君の事は忘れません。