私が二十代だったミレニアムの前、横浜の鶴見というちょっとローカルな駅の近くに歓楽街があってそこにはソープランド
こそなかったが、性的サービスをやるファッションマッサージ店が何件も乱立していた。取引先の関係で駅ちかのビジネス宿
を鶴見にとっていた。休みの日は書類の整理、報告書の作成などを宿でやっていたが、掃除の人が入ってきたりもするのであ
まり落ち着いて仕事ができずはかどらずイラつくことも多かった。それで、掃除のおばちゃんに八つ当たりなんかもして嫌わ
れたこともあった。が、そんなおばちゃんの中の一人、母より少し上の年齢と思われるおばちゃんにガミガミいったら、若い
のに大変ねえ。いろいろ溜め込んでるからイラつくのよ。そんなときは外行って発散してらっしゃいな。と意味深なことを言
われた。溜めるってなにを？と聞き返すと、お仕事とか、ストレスとか、精液とか・・・とさらっと言われ焦っていると、わ
たしが若けりゃなんとかしてあげれるんだけどねえ、と言われ大いに焦った。すると、私鉄の駅の向こうに昼からでもやって
るところあるから行ってごらんとばかりに、おそらく掃除中に見つけたであろうその手の店の割引券の束をくれた。その中か
らトランプでカードを引くようにして手にしたのが茶々丸とかいう店のもので「抜き試し2000円～」というのがあった。変な
見出し広告につられて店にはいると、時間は30分だという。小部屋に案内されて数分待つと、涼ちゃんといううら若い女性が
ビキニ水着の姿であらわれ、コースの説明をしてくれた。抜き試しというのは要するに女の子の手の技（技といっても勃起し
たペニスをシコシコやってくれるだけなんだが）で何回射精してもいい、ただし、女の子の施術中は触るのはご法度。ただ、
ベッドの上にあおむけになってひたすらやられっぱなしでいなければダメで、ちょっとでも触ったら、おさわりアリの5000円
コースに切り替わり追加料金発生ということのようだった。特典？としては、施術によって30分間に一度も射精できなかった
場合はおっぱいやあそこに水着の上からなら触りながらサービスを受けられるおさわりアリコースの招待券をくれるという、
前近代的冗談のような体系だった。一番高いメニューは全裸ぶつかり合いオイルマッサージで最後にシャワー洗い流しがある
というもので本番セックスを期待できそうな感じがしたが値段が25000円と高く、それなら、ちょっと足してソープで遊んだ方
がはるかに衛生的、健康的なように思えた。結論から言うと、涼さんのなんていうことないテクニックで、まだ、うぶだった
私は30分の間に４回射精の脈動を味わわされ快感でしばし放心状態だった。すっかり涼ちゃんのとりこになった私はその出張
期間中に6回通いづめした。３回目からは全裸オイルマッサージを希望したが、時間の関係でダメといわれた。横浜での仕事目
途がたってそろそろ帰るという日近くにもう一度一時間のコースをお願いし、一段落して向こうに帰るからしばらく来れないと
伝えたら、じゃあ、今日はうんとサービスするねと初めから上の水着をとって始めてくれた。そして二人とも興奮が高まって、
マッサージどころでなくなって抱き合った。ちょっと落ち着いて再度、あおむけになったとき、涼ちゃんは「ホントはいけない
んだけど」とビキニの紐をほどいてゆっくり脱ぐと私にまたがって、ギンギンになっているペニスにオイルをたらすと割れ目を
そこに押し付けてこするように動いてくれた。そのまま抱きしめあい口づけしながら、もう、それはセックスという感じだった。
彼女が上下にゆっくり動くペニスに何とも言えない気持ちよさが走る。夢見心地だった。射精しそうになったのでそろそろ出ちゃ
いそうと伝えると「いいわよ、出しちゃって。思いっきり出しちゃって。大丈夫だから」
気持ちよすぎた。失神しそうだった。その興奮がおさまって、彼女は徐々に体を起こしていった。私はまだ勃起してる感じがした。
彼女がすっかり体を起こしたとき、なんと、ペニスは彼女の体の中に入っていた。
「えっ！お、オレ、中に出しちゃったの？」行為の最中、ペニスが彼女の中に入ったという感触はなかった。
いつの間にといぶかった。
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