苦労に苦労を重ね、貧困のなかで裏切りを受け続けてきた妹は、そんなアホな兄の不安な想いを簡単に見破ってしまう。
姪っ子の寝顔を頬杖をついて眺めている俺の背中に寄り添うと
「にーちゃん……私たちはさ、にーちゃんとこうして居られてスッゴく幸せなんだよ?」と、妹のそんな言葉を背中に聞きながら姪っ子の前髪を俺は撫で上げました。
「だから、心配しなくていーからね?、こうしてずっと暮らしていこうね」とも……
涙が出たよ。
俺の背中にくっついた妹がそんな俺を笑います。
「また泣くう、いちいち泣くなよぉ」と、
妹が風呂から戻ってきたら抱こうかな。
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