ありがとうございます。
大学病院の見立ての確かだと紹介してくれた女医の診察所見は「過多月経」というものでした。その原因は今後の検査を待たなければならないけれどエコー検査ではおそらく「子宮筋腫」であろうとの事でした。
そのいずれも6歳の幼児が患うものではないと言います。
過多月経は女性ホルモンがバランスを崩す事で成人女性には少なからずあるもので珍しくはないけれどクリニックの女医が言ったように娘は幼く体に待っている血液が少ないので頻繁な出血は極度の貧血を招く恐れがあるとの事でした。
MRI検査の結果で筋腫が子宮内部なら膣口から子宮鏡と言う器具を挿入して切除、摘出する方法があるそうです。クリニックの女医が言っていたカメラを挿入と言うのがこれのようです。でも万が一子宮の外部に筋腫があった時はその多くが複数癒着している場合がありそうなると開腹して摘出するか、或いはお腹に小さな穴を何個か開けてカメラと細いアームを挿入して切除する術式があるとのことでした。腹腔鏡手術と言って高度な経験と技術を要するため娘の筋腫の状態次第でどれにするか決めたいとの事でした。
女医の言葉が終わらないうちに妻が血の気の退いた顔で呟くように聞きました。
「子宮……全摘はないですよね」と、
少し黙った女医が微笑んで
「検査の結果を待ちましょう、そんな事にならないように私たちがいますから」と答えてくれました。
17日の検査を祈る気持ちです。
妻の知り合いで子宮筋腫が子宮の中も外にも複数出来てしまい手だてがなく子宮を全摘出した人が居るそうなんです。でもその女性は二人の子供がいて年齢的にも妊娠適齢期を過ぎていたとのことです。
「●●●は、、●●●はまだ、、まだ、」妻がそう言って泣くんです。
子宮を失くしたら当然妊娠も出産もできません。
そんな妻の背中を撫でてやるしか私には何もしてやれない。
どうしてこんなことになってしまったんだろう。
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