「ここ?」
車を降りて片手にバッグを持ち、ひかるの手を握って不思議そうにパパを見るひかると部屋へ続く階段を上がります。
オートドアは既にロックが外れていています。
ガレージのシャッターと同じピンク色に塗られているドアを開けるとひかるを先に入れさせました。
入ると直ぐに広がる光景にひかるが固まりました。
巨大なベッド、その脇の壁には大きな鏡が広がっています。
天井にもベッドの真上に円形の鏡。
透明なガラス張りのシースルーバス。
飲食物に並んで立つ怪しげなオモチャやコスチューム。
否が応でもここが何をする場所なのか幼いひかるにもわかったようでした。
「おじさん…」不安そうにひかるがパパを見上げます。
「あ、心配しなくていいよ、…怖いことなんか何もしないよ?……おじさんは大好きなひかるが怖かったりするの見たくないから、大丈夫だよ」
「じゃあ、ここで何するの?」不安は消えません。
ひかるの背中を押してソファーに連れて行きました。
「座って?」促すとパパの顔を見ながらソファーに腰かけます。
その横に座ると両手を膝の上に置いて固まってるひかるに話しかけました。
「おとといさ、ひかるが帰る前にした約束、覚えてる?」と、
パパの顔を見上げると直ぐに目を逸らしました。
「うん……」
全てを理解した様子でした。
「ひかる、おじさんが好き?」顔を覗き込むように聞きました。
「、、」無言で頷きます。
「おじさんもね、美少女で頭がよくて優しくて、カワイイひかるが大好きなんだよ?……ねっ?」細く小さな肩を抱きました。
「、、」また頷きます。
「ベッドにいこう?」誘うと微かに頷いてパパの顔を上目で見ます。
立ち上がりひかるの手を握って軽く引くと自分から立ってくれます。
ひかるの脇の下に手をいれて持ち上げるようにベッドにそっと腰かけさせました。
「おじさん、……ひかるね?…」ひかるが何かを訴えます。
もしもひかるがここでイヤだとか帰るとか言ったら諦めるつもりでしたから
「ん、なあに?」微笑んで答えると意外な言葉に笑ってしまいました。
「ひかる、おトイレ行きたい」と、
「あっ、、あ、ごめんね、気がつかなかった、行ってきな、そこのドアがトイレだから、、そう言えば行ってないもんなぁ~、」
ずいぶん我慢していたのか急ぎ足でスカートの上から股を押さえたひかるがトイレに入りました。
その隙にバッグからカメラを取り出しいい場所を探します。
冷蔵庫の入った白いボードの上にセットすると起動します。
金色のノブが下がり翡翠色のドアが開くとひかるが出てきました。
さっきと表情が違います。
我慢していた尿意から解放されただけじゃなく明らかに何かを吹っ切った表情のひかるです。
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