久しぶりの長距離運転で疲れました。
千佐子の協力(?)へのご褒美旅行です。
まあ、千佐子もそのぶん勇輝と相当に楽しんだようだから、
土曜の夜はひかるの洗濯前の全てを身につけてくれて遊ばせてくれたので、以前から行きたいと言っていた店へ連れていってきました。と、言っても千佐子は体に見合った程度の量しか食べないので量より質の店です。優美ももちろんね。
帰りの車の中で優美は疲れてすっかり眠ってしまいました。
その中で千彩子から驚くような話が聞けました。
エロ話ではありません。
勇輝と和輝はお隣の奥さまの連れ子なんだそうです。
つまり、再婚してるんですね。
「そっか、じゃあヒカルだけが……ん?、でもさ、子供達みんな[輝]くって字がついてるじゃね?」
と疑問を投げかけると
「そう、それが偶然で、たまたま出会いの場で子供の名前に輝きの字がついてるってことから親しくなったみたい」
「偶然?……そんな事あるんだ」本当に驚きました。
その時は既に奥様は前の旦那とは離婚していて今の旦那は前奥さまが重度のパチンコ依存症とアル中で離婚、ひかるは旦那が育てる事になったらしいとの事でした。
ただ、旦那はひかるにも愛情を持てない、もちろん和輝と勇輝にもです。
基本的に子供が嫌いな男のようだと……
ならばなぜ、
「ひかるの面倒をみてくれる女が欲しかったんじゃない?」千佐子がさらりといい放ちました。
勇輝への異常な溺愛ぶりに対してどことなくひかるへの気遣いがないのは、そしてひかるのあのママに対する普通とは思えないほどの気遣いはその辺りから始まってるわけなんだね。
そりゃあブルマも履かせねえわけだ……
ついでに旦那は仕事と言いながら他の女と遊んでるようだと言います。
だから今回のリフォーム騒ぎも千佐子が言うには「ひかるを守る」と言うのは建前で実は勇輝をひかるに近づけさせないためではないかと言うんです。
つまり、姫の言うとおりかも知れないんです。
奥様はひかるが勇輝を誘ったと考えてる可能性があるんです。
ひかるを見ている限り、パパにはそうは思えないんですけどね……
なんだかひかるが異常に可哀想になってしまいました。
あのひかるの一言が思い出されて仕方がないんです。
「ひかるでいいよ」
つい車の中で「ひかる」と呼び捨てにしてしまったパパが次に気をつけて「ひかるちゃん」と呼んだ時に呼び捨てにしてくれていいと言った一言です。
ママにも、実のパパにさえ愛されない寂しさ、これはもう虐待じゃねえのか、
優美の事をあんなにかわいがってくれる優しく可愛いとてもいい子なのに、
世の中はわからないことだらけです。
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