優美とひかるがお隣のひかるの部屋で遊んでます。
そして勇輝一人がまたうちのリビングで縮こまっています。
勇輝とやろうとするとどうしてもお隣の一家とも濃厚なお付き合いが必要です。
お隣は旦那は出張で今日も夜まで居なく、奥様もまた昨日と同じ夕方までパートに行ってます。
最初はひかるがウチに来ていて勇輝がおとなりに居たんですよね。
ほんとは最初から勇輝が家にくるパターンがベストだけど相手は子供たちなのでなかなかそう上手くは運ばないのが現実、仕方ない……と、思っていたらそこは千佐子です。
ひかるに
「おばさんひかるのおうちのリフォームを見たいんだけど入っちゃだめ?」
ひかるがあっさりと
「うん、いーよ」との返事でした。
「おじさんも一緒にいい?」千佐子が言うとこれもあっさりとOKを頂きました。
家の中の工事は終わっていました。
まだ作業用の道具などはフローリングの上にブルーシートを広げて置いてありました。
ひかるの部屋を見せてもらい、新しく仕切られた二つの部屋も、そして今は男の子二人で占拠している元の夫婦の寝室も……
そこのベッドに最初は勇輝がいました。
部屋に乱入した私たちをキョロキョロと何事かと不安な目を泳がせます。
「ここはほんとはね?パパとママの部屋なの」ひかるの案内で内覧会は終わりです。
ひかるが自分の部屋に優美を誘うと千佐子が勇輝に話しかけました。
「昨日は三人で楽しかったね」勇輝の横に座って肩を寄せ笑顔で囁きました。
「あ、、はい」 緊張した目をパパに向けて答えました。
千佐子がドアの方を見て言いました。
「勇輝、完全にひかるに嫌われちゃったね」と。
下を向いた勇輝に
「わかったでしょ?無理矢理にやろうとしたら女は嫌がるの」
「、、」無言で頷く勇輝に
「ね、うちで少し話さない?、いいよね、ほら行こうよ」
勇輝の手をまた握るとその千佐子の手を見つめて催眠術にでもかかったかのようにゆらりと立ち上がりました。
パパが千佐子に
「おい、今日は」そう言ってひかるたちのいる部屋のドアをアゴでしゃくって見せると千佐子が
「だいじょうぶよね?……今日はお話するだけだから、行こう、ゆうき」
という経緯で勇輝が来てるわけです。
千佐子がママとの事をいいろ聞き出してました。
前の家はアパートで一部屋を三人の子供部屋で使っていたようです。もう一部屋は2段ベッドをひかると勇輝が使いシングルベッドで和輝が寝ていたようです。一部屋を勉強机を並べ三人の様々な物を置いてあり、一部屋は夫婦の部屋だったようです。
いわゆる[3DK]ってやつですね。
でも全ての部屋は四畳半で狭くて子供とはいえ5人家族で暮らすにはきつかったでしょうね。
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