おはよう、姫。
体調はどうですか、今日も真夏のような暑さになるらしいから外出には気をつけて下さいね。
親子のDNA鑑定をしたことが知れてから急に色々と慌ただしくなりました。
それだけこのDNA鑑定って力があるものなんだと実感してます。
特にそれによって何らかの悪事が証明されてしまう側には穏やかな話ではないようです。
で、昨日の夜中に七瀬からも久々にラインがあったみたいで(着信音を止めて寝てたので気がつかなかった)今朝開いてみるとこんな……
「ゆーちゃんパパにななせからお願いがあります。
ママとどうか仲直りをしてください。ママは口はわるいけどゆーちゃんパパが大好きなんです。ホントはなかよくしたいって思ってます。だから、ななせにはよくわからないけど少しだけでいいんで、ママに優しくしてあげてもらえませんか。
おねがいします」
と、概ねこんな文面です。
返事はまだしてません。
千佐子も沙絵からのラインから私が沙絵にどんな報復を考えているのか気にしているようです。
あれから二階に上がってきて私と話したいと言いました。
二人でベッドの上で話しました。
「こんな事言うと誤解されるかも知れないけど……沙絵の仕返しはちょっぴり手加減してあげてもらえないですか?その分、私がうけるから……なんでも純の言うこときくから、私の方が絶対に悪いんだし……お願いします」
いつもなら泣いてくる所だけどベッドに正座して頭を下げました。
「そうだな、優美には一切の罪は無いけどお前たちには人としてやってはいけないことを俺にしたよな。」
無言で頷きました。
「だから、お前への報復は前にも言った通り、今後、未来永劫に俺の妻として生きてもらう。」
「はい……」頷きました。
「俺の妻である限り、俺の歪んだ性的な要求も拒むことは許さない、ずっと俺のオモチャでいてもらう。新婚の5年間、抱かせてくれなかった穴埋めをするからな、覚悟しとけ」
「……はい、わかりました……純の好きなように、私のことを使ってください」
「沙絵も同じ、手加減をするつもりはない」
千佐子が青ざめた顔を上げて私を見ました。
みるみる目に涙をためるとポロポロとこぼれ落ちます。
「だめですか?……わたしが代わりに受けるのはだめですか?」うつむいて泣きます。
「おいで……」手を引いて抱き寄せました。
「お前が沙絵の罪を被ることはないよ、お前の罪はお前に償ってもらうし、沙絵の罪は沙絵に償わせるだけだ」背中を撫でました。
「でも、わたしが沙絵に……わたしが」
「わかった、泣くな、報復ったって、何も殴ったり蹴ったりする訳じゃないから、ただ、もう少し弟の前で女らしく振る舞ってもらえるように教育させてもらうだけだよ」
そんなような事を言って聞かせると私の胸のなかで小さく頷きました。
「さ、もう寝ないと、お前だって眠ってないんだろ?……今日は眠ろうよ」
千佐子はまだ家事が残ってるからと降りていき、私も胃が痛くて薬を飲みに降りました。
錠剤3個を口に含んで千佐子にペットボトルの水を差し出すと「え?」と不思議そうな顔をしました。
「飲ませろよ」私がそう言うとペットボトルのキャップを外して口に近づけるので
「ちげーよ。く、ち、う、つ、し」
千佐子が困った顔をして「歯を磨いてくるから、まって」と言います。
「だめ、ほらぁ、口の中で苦くなってきたから早く」
催促すると
「もーーっ、、」渋々水を含むとキスをしました。
妻の口から私の口に唾液で柔らかくなった水が流れ込みます。
薬と飲み込むと
「足んない、もう一回」
これでは制裁になりませんね。
千佐子には徹底体に甘々のパパなんです。
でも、今日も胃が痛くて……
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