地雷どころじゃなかった
核爆弾でした。優美を連れて生きていくから何も聞かないで別れてくれと泣く千佐子を追い詰めて、別れるくらいならこんな話は最初からしないと、お前を手放したくないから教えろと言ってるんだと食い下がって、最後は半狂乱で叫ぶように真実を聞かせてくれました。
沙絵と千佐子は、俺にとんでもない罠を、
姫、言ってたよね、千佐子が母親として優美をお風呂に入れないのは不自然だって、
もちろん優美が赤ちゃんの時には千佐子は優美を洗ってあげてました。
3歳?位かな、パパが入れるようになったのは。
おしゃまに喋るようになると可愛くてね、帰宅するとチューの嵐で、仕事の疲れも嫌なこともあの優美のチューで全てチャラになる気がしたものです。
ちっちゃくて、軽くて弱っちくて、生きた宝物の様でした。
でもねその優美は俺の子じゃないんだって
あんなにかわいいのに、俺はパパじゃなかったみたい
よくよく俺はアホな男だと再認識しましたね
だから、優美を連れて出ていくからと、悲鳴のように泣きながら逆ギレ状態でした
何だか、まるで水の中で聞いてるように聞こえている千佐子の声を整理できずにぼんやりと聞いていました
我に反って経緯を聞くともう隠す理由がなくなったと思ったのか泣くのもやめて淡々と話してくれました
結婚前に高校の同級会があったそうです
酒の弱い妻に無理やり飲ませた奴等がいて、あとは良くある話ですよ
覚えてないと、気がついたら俺んちにタクシーで来ていたと、
覚えてるんだ俺、たしか夜中で母親は仕事からまだ帰ってなかったんだ
沙絵が騒いでいて、俺も手伝おうかと言ったけど逆ギレのように「さわるな」って沙絵に怒られた
そんなことが確かにあった
だから、お腹にできた子は誰の子かわからない、何人かに廻された事だけ覚えていると
まるでオモチャのように笑いながら次々と千佐子を犯したに違いない
朦朧としてロレツの回らないなかタクシーから抱えて下ろす時に沙絵に話したようだった
だから、沙絵はあの時俺を近づけさせなかった
直ぐに妊娠がわかって沙絵は堕胎を勧めたが千佐子は産みたいと言った
俺は男だからお腹に別の命を宿したことがないから分からないけど、沙絵もそうだったのかも知れない
誰の種だろうと、お腹の子は母親の子なんだろう、俺には分からないけど兎に角千佐子は産みたいと言った、殺したくないって、殺すのはいやだって
姫、覚えてないかも知れないけど、初めて千佐子を俺がラブホで抱いたとき抜いて外に出そうとしたら足を俺の尻に絡めて「初めてのときくらい中でいいよ」と千佐子が言って、俺はそのまま中だしきた。
もちろん妊娠しても構わないとおもったし、できたら結婚できてラッキー位にしか思っていなかった
あれはね、沙絵に、弟に抱かれてタネを受けてこいと言われたんだって
そして弟と結婚して弟の子供として産めと
つまり。あの感動体な千佐子との夢のような夜は沙絵と千佐子の謀略だった
子供の事なんか何にもわからない俺は馬鹿みたいに喜んで、帝王切開で命がけで赤ちゃんを、優美を産んでくれた千佐子に感謝をして、愛しくて妻の頬を誉めながらいつまでも撫でていた。
つらくなったので、落ち着いたらまた書きます。
誰にも話せないはなし
でも、姫にだけは、ここまで導いてくれた姫にだけは話しておこうと思います。
あ、でも、おおばか野郎だと笑われても、おれは優美も千佐子も手放す気はこれっぽっちもない。千佐子にもそう言ってある。
一生、死ぬまで俺に懺悔をして、俺の性玩具としてそばにいろと、
もうビデオなんかなくたって、沙絵も同罪、やそれ以上の罪を背負わせてやる
死に物狂いで千佐子を取りかえそうとするわけだ、
知られたら、ってね、
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