ごめんなさい。
あんまりみっともないと思って、言えませんでした。
自称、ガチ炉利を名乗ってながら、あんな大柄な、しかも姉に……
恥ずかしかったです。
姫には嘘は無駄だと知ったのは最近ですから。
言ってないこともあります。
沙絵と、あのクソヤロウがやってる所も見たことがあります。二回もあるんです。
一度は偶然、でも、二度目は計画的に覗きました。
二度目は覗きながら自慰もしました。
あの、姉に殴られた事件の前の話です。
私が「……ねえちゃんだってさ、」といいかけて姉を泣かせたのは、その覗いた時に姉がクソヤロウの上に跨がってたからです。
またがって、胸を揉まれながら腰を前後に、…… とても嫌がってる風には思えなかった。
姉の荒い息が今も耳から離れないんです。
何度もなんどもそれをおかずにシゴキ出したんです。
ごめん、姫、嘘をつきました。
幼かった俺はその姉の性器にヤロウの物が出入りをするのを眺めて、初めて本物の雄と雌の交尾を。知ったのです。
もう記憶も曖昧になってしまったけど、
「姉ちゃんだって、やらしいことやってんじゃん!俺知ってんだかんなっ!」って言うつもりで言い切れなかった……
子供だった俺には、心では逆らえない体の欲なんて理解できなかった。
でも、二回目を覗いたとき、姉は弟に覗かれてることを知っていたんじゃないかと思うんです。
これは推測でしかないんだけど、そんな気がする。
殆ど姉の真後ろから扉を薄く開けて覗いていたんです。
途中、手のひらに耐えられずに射精をしてしまって目を離し、もう一度覗いたとき姉がこちらを振り返ってたような気がしたからです。
見たときはもう姉は顔を向こう向きに戻す所でしたが、足音を立てないように階段を下りてトイレで手をトイレットペーパーで拭い、家の外に出ました。
意味もなくうろついて時間を潰して、夕方に家に帰るとクソヤロウはもう居なくて、姉がキッチンで夕食の支度を始めてました。
私の目を見て、直ぐに目を逸らしましたが普段と何も変わらない様子だったので、覗きがバレていたのかどうかはわからないです。
もちろんその後に聞くこともありませんでしたから。
でも、それから異常な程に姉は自分の洗濯物の管理をするようになりました。
母親が抜いてくれなくなると、私は自慰をするようになり、よくある話ですが私もやむを得ず母の洗濯物に手を出し始めていたんです。
家事を任されていた姉は、たぶんそれを知っていた。
だから自分の汚れた下着は私の目に触れないように徹底したのだと思います。
そのお陰で姉のパンツで自慰をする事はなかった、これは本当です。
それから間もなく姉の妊娠が発覚して、堕胎処理、
母とクソヤロウは離婚します。
だけど、母はあのクソヤロウが娘に手を出してることを多分、知っていた。
母がそれでもあのクソヤロウと離れなかったのは何故なのか、本当の理由はわかりません。
聞きたくもない。
嘘をついていてごめんなさい。
俺は、姉が好きでした。
でも、姉と千佐子がセックスをしてるのは本当に知らなかったんですよ、本当です。
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