ご無沙汰、ごめんなさい。
沙絵と旦那は離婚するそうです。
七瀬は沙絵と家に残り、旦那は元妻と暮らすみたいですね。
家は名義を沙絵に変更して養育費や慰謝料は無しということになりそうです。
昨夜は七瀬と長電話して色々と話してもらいました。
七瀬に実の母親に愛情はないのかと訊ねると
「1ミリもない」そうです。
父親と母親が別れ話を七瀬の前でした時にお互いに七瀬は要らないと言ったんだそうです。
七瀬は一生涯その言葉を忘れないと言いました。
まだ小学にも上がらない子供の前でです。
七瀬は親が離婚したあと一応父親が親権を得たので一緒に暮らしたかと言うと、直ぐに祖父母の家に預けられて暮らします。
とても可愛がられたみたいです。でも、不幸な事に祖母が病気で間もなく他界し、祖父が脳梗塞で倒れるとやむなく父親の元で暮らすことになります。
子育てなど全く出来ない父親は七瀬を可愛がってくれる沙絵と七瀬の子育てのために沙絵と結婚するのです。
七瀬に実の父母に愛情がないのも当たり前です。
世の中にはひどい話もあるもんです。
沙絵は当時、パン屋で働いていて、七瀬がよく買に行っていたようです。
日常の食事として買うことが多かった事から沙絵が声をかけます。
七瀬の事情を聞くとパンを買いにくる約束の日に七瀬のために夕食を作っておいて渡したのがきっかけで仲良くなります。
それが、沙絵が七瀬を性的なターゲットとしたのか、本当に親切心からなのかはわかりません。
兎に角、七瀬と沙絵は頻繁に接触をすることになります。
その頃、千佐子と私は結婚しました。
よくよく確かめてみると、私と千佐子が結婚した後に七瀬と沙絵は知り合ってるんですね。
だから七瀬が沙絵の性癖を満たし始めたので千佐子を手放したとか、互いの社会的な保身のために形式上でも沙絵の指示で私と結婚したことに七瀬は絡んでない事がハッキリしました。
もっと、早く聞いてあげてればよかった。
優美にイタズラしたことも認めました。
やはり沙絵が私が優美に性的な関係を持ってるのではないか知りたがったので、まあ、以前に流行った「そんたく」をして優美に白状させるつもりだったと言います。
そのあと私を挑発したのは私と千佐子があんまり幸せそうなのが悔しかったので、重度の炉利癖だと沙絵から聞いていたので誘惑してみたくなったと言います。
全て千佐子が横に座っているところでオープンボイスで会話しています。
幼い七瀬の前で二親から「いらない」と言われたという行では千佐子が涙を溢れさせましたね。
ごめんなさいね姫、
我が一族、こんなみっともないゴタゴタばかりです。
七瀬がこんな事を言ってました。
「ママがね?ゆーちゃんパパとママと仲直りしたいんだって言ってるんだけど、喧嘩してるの?」
「ママが?」
「うん、昨日の夜に言ってたんだけど、」
「ところで七瀬とママは仲良くできてるの」
「うん、今は前みたいに優しくしてくれるよ?」
「くすぐりの刑は受けたのかな」
「……あー、ゆーちゃんパパ、やらしーこと考えてるでしょう、ゆーちゃんママに言いつけてやる」
妻が私の頬をつねりました。
「やめろっ!もー言わないから、ごめんなさい」
「いいけどね、、ゆーちゃんパパが聞きたきゃ話してあげても、、聞きたい?」
「まてまて、頼むからやめてくれ」
おおむね、こんな会話です。
ただの報告話になってしまいました。
沙絵は、
んー、沙絵の真意は計れませんでした。
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