タイミング悪く姉はコンビニへ出掛けていたのです。
私が出るとそこにはまるで子供のようにしか見えない可愛らしい髪の長い少女がいました。
「あの、沙絵さんは居ますか? 学校の友達なんですけど……」
恥ずかしそうに小さな声でそう言いました。
「あー、姉ちゃん、そこのコンビニ、もう帰ってくるよ」
そう答えると直ぐに後ろから姉が声をかけてきました。
「わるいっ、待ったか?飲み物買ってきたんだよ、あがれよっ!」
2階の部屋へと入れてもらうとバスケの話し、学校の話し、楽しい時間が流れます。
「これ、チーが自分でつくったのか?、すげえなお前」
ケーキを食べながら沙絵が言いました。
ケーキなんかどうでもよかった、「チーが……」と言われた言葉に心がとろけて行くのを感じていました。
妻のそんな顔を見て「あ、わるい、馴れ馴れしかったか?」と言う沙絵に懸命に顔を振ると「ううん? スゴくうれしいです」と答えていました。
「じゃあ、今からチーって呼ぶな?」
「はいっ!」
「チーはあたしの事をなんて呼びたい?なんだって構わないよ」
ずっと心の中で勝手に呼んでいた言葉を言ってみました。
「沙絵ちゃん、おっきいから……お姉ちゃん、……ダメですか?」
「あはっ!いーよお、チーは妹みたいでかわいいしな、じゃあそう呼んで」
夢のようでした。
優しくて、包容力がたかく、それでいて強くて、しかも同性でグロい男の薄汚さも有りませんでした。
楽しい時間はあっと言うまに過ぎて行きました。
数日後の祭日にも会う約束をして夕方に家をあとにしたのです。
「ごめんね?その時みた純は、ただのガキにしか見えなかったし、男ってだけで生臭くてグロかったんだよね」
妻が昨日はそう言っていました。
先生の青臭く生臭い精液の臭いが男の臭いとしか思えなくなっていたのだと……わかるような気がします。
数日後。チーはお姉ちゃんの家をまた訪ねたのです。
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