なんだか帰ってきてからやたらと千佐子がまとわりつくんですよね。
別にイヤではないけど変な感じがします。
意外になかなか帰してもらえなくて家に帰って来れたのは10時近かったのでまだ何もできずにいます。
千佐子はお風呂タイム、
パパは「姫さまタイム」ですね。
幸いに千佐子は異常な長風呂なので助かります。
「髪が長いからさ、」と言い訳するけど、昔みたいには長くはないからそれは屁理屈だと思うんですよね。
「我が儘言ってすまんな」と、一応認めてあげてはいます。
帰るなり巾着袋からランドセルをワクワクで取り出しました。
親なんて有難いものです。
専用の手縫いの巾着袋に入れて保管されてました。
中には乾燥剤まで入って、
6年も千佐子に背負われて傷だらけの皮の赤い蓋を開けた時に嗅いだその香りは多分、千佐子が背負っていた時のままだったんだと思います。
なんだか有り難くて目頭が熱くなりました。
涙をためてるパパを見て千佐子が笑います。
「なあに?もー、嬉し泣き?」本気で笑っていました。
ビデオの支度をしながら
「っせーなあ、取りあえず三つ編みするからゴムとか用意しろよ」と言うと
「三つ編みなの?、」と不思議な顔をしました。
「そ、ツインな」
「んー、、編んでくれないのぉ?」甘えます。
「編むよ、鏡とか持ってこいよ……」
ビデオが終わるとソファーに座った私の股に跨がった千佐子の髪を教わったばかりの三つ編みを千佐子の指導を受けながら楽しく編みました。
デニムのタイトスカートにTシャツという実家用のコスのままランドセルを背負わせて撮影開始です。
赤いランドセルを撮して振り返らせたり、回転させたり床に座らせたりと楽しい撮影が続きました。
本当に楽しい!
「まだ撮るのォ~?」千佐子が呆れて笑います。
ランドセルに三つ編みのその笑顔もイタダキです。
抱き立たせて腰に手を回して鼻にキスをしました。
クスクスと嬉しそうに笑いながら千佐子が私をからかいます。
「ほーんとに楽しそうね、…こっちも嬉しくなる」と、
「お風呂から出たらさ、」といいかけると
「わかってますっ、ちゃーんと純くん好みの千佐子ちゃんになってきますから、楽しみにしてて?」
いまドライヤーの音、今日は出るのがはやい
駅弁で突きまくって悶え狂わせてやるから、はやくこい、俺のドスケベ炉利女房!
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