禁断の木の実

姫は大丈夫かな……
マスクなどはあるのだろうか。

千佐子が帰って来て優美の体温は計ったのかと聞きました。
「６度6分で平熱だった」と言うと優美が私を見て
「おねつ、はかってないよ」と言います。
「パパ、計ったっていってるよ、計ってないの？」千佐子が今度は優美に聞きました。
「ごめんね、優美があんまりよく眠ってたから起こさないように寝てる間に計ったんだ」と私、
「優美は、また寝ちゃってたの？夜眠れないよぉ？」千佐子が心配します。

ちょっとイタズラが過ぎました。
反省してます。
お出かけ前のパンツの臭いを嗅いだ件といい最近のパパは少し悪質になってるのかなぁ……
優美に嫌われないようにしないとです。

明日は千佐子と交代です。

こんな話をしました。
「そういえば花香ちゃんのママも明日からは仕事に行きたいとか言ってたけど花香ちゃんの面倒は誰が見るのかな。
余計なことかも知れないけど心配だよなぁ、
お前さえ良ければウチで預かってもいいんだけど」と、
「んー、別にいいよ、聞いてみようか」との事でした。
て、ことはオヤジが来るというのはパパの勘繰り過ぎだったようです。
あちらの旦那は相変わらず遅くて連絡もつかないとか、奥様は旦那に観させるつもりだったようだけど何だか当てにならない人らしい。
千佐子に観てもらえるなら助かるとの事でした。
仕事は９時からとの事でもしも旦那の許可があれば朝、通勤がてら花香ちゃんを連れてくるとの事でした。
明後日からは祖父母に来てもらう予定なんだそうです。
旦那はちょっとした遊び人みたいですね。


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