禁断の木の実

明日からは千佐子がパパの代わりに休みます。
親父が応援に来たりしねえかと不安です。

千佐子は体格の問題から車の運転ができないので優美を連れての買い物もままならないんです。
以前はこんな時必ずオヤジが応援に来てたので……
今から思えばそんなときには娘といいようにおまんこやってたんだろう。その二握り半もあるっていうオヤジのデカイ物をあの小さな穴に入れられて「ぱぱぁ、ぱぱぁ、」ってヨガってたのかと思うと胃液がこみ上げてくる。

怪しいのは千佐子が今日も一緒に行く奥様と、いや奥様はまだいいとしてその小さな娘の話を持ち出すことです。
今までのパターンだとこれは私に不貞を働かせて、その代償に何かを私に認めさせる……
沙絵との不倫は見事にやられてしまったから、次は親父とのキンシンソウカンか？

「花香ちゃん、じゅんくんのタイプだよね～」とか「優美にエッチ始めたのって花香ちゃんくらいの時でしょ？」とかヤバい事を言います。
もうその手には乗らない。
それでなくてもあの母ちゃんは……いや、あの夫婦は何となくヤバい。
そっちの方面では異常に引きの強いパパなので気を付けないと大変なことになる臭いがします。
うっかり奥様や娘に手をだしたらマジで千佐子をあの夫婦に寝取られかねない。そんな臭いがするんです。
気のせいだとしても危うきには近寄らず、です。

千佐子が玄関を出るときまた怪しい事を言って出ていきました。
「優美、けっこう匂うから出掛ける前にパンツ替えてあげてね」と、
「ん、わかった」と答えたけど、これって優美と出掛ける前に「エッチするんでしょ？」を伏せた言葉なんだろうなと思います。
明らかに挑発してる……
残念だけどその手にはもう乗らない。
千佐子も、優美も俺以外の男には触れさせねえから、
絶対にだ。


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