禁断の木の実

てことは、あの頃姉ちゃんを襲ったらやれたのかな？
もしもそうならなんて勿体ない事をしたんだろうか。

ん？、昨日沙絵が自分をオカズにお前が毎日オナってたのを知ってたと言ったのを漠然とバレてたのか……なんて思ってたけど、一度も姉ちゃんに見られた事なんかない筈なのになんでわかったのかな。
あのね、母の兄(俺たちの父親)は自分の娘の沙絵とやりたいがために子供部屋に内側から掛けられる鍵をドアに付けてたんです。
「丸落とし」っていうタイプの単純なものだけど役割は十分なので自慰をするときにはいつもそれを掛けてたから見られてる筈はないんですよ。
次に沙絵とやるときに忘れずに聞いてみます。

しかし、悪癖ってのは遺伝するもんなんですね。
自分の妹とやりまくってた父親の気持ちが解った気がします。
他人の女では絶対に味わえない快感があるんです。
社会的にタブーとされてきたのはもしかするとこの快楽に溺れると近親相姦ばかりになってしまい血の新鮮さによる優勢遺伝が阻害されるからなのかも知れませんね。
なんて、考えすぎだな。
姫が何度も言ってるけど血の繋がりが濃い相手ほどやるときの快感が大きいのだと体感しています。
なんて言うのか……
そう、余計なしがらみを捨てた状態で、つか、深くわかり会えた状態でセックスの快楽だけに集中できる？
利害抜きで互いに気持ちよさだけを求められて、しかも得られる……みたいな感じなんですよね。
愛とか、恋とかすら抜きに「いいよ姉ちゃん」「私もいいよじゅん」って、他には何にも考えないでセックスの快楽だけ純粋に互いに求めあえる……みたいな感じがあるんです。

とか言いながら今夜は千佐子との制服コスチュームプレイの約束です。
こっちはどんなことになるやらね。

今朝玄関を出るときにおかしな事を言ってたから。
「沙絵には負けないから」と、
この二人はどんだけ深く付き合ってるのか。

「負けない」？どういうこと？
まあ、いいけどね。

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