千佐子とは本当にもう無理かもしれません。
自分の体の喜びはもちろんだろうけど性的に翻弄される亭主を操って喜びを感じているとしか思えない。
亭主が性癖を満たして呻く瞬間を想像して脳幹を痺れさせるような精神快楽を感じる女……なのかも。
瑠奈がLINEを突然送ってこなくなった理由。
「お前、何故だか知ってんだろ」
ベッドの中で訊ねると私の顔を少しの間見つめたあと
「私と約束したからだよ」
「何を?どんなやくそく」
「どんなって、……じゅんくんに迷惑をかけないって」
「……あのさ、お前と瑠奈はどんな関係よ」
「もう、終わったんだから、瑠奈はママと石川県に行くんだって」
「地のはてまで行ったって訴えられたら終わりだろ」
「だからー、そんなことにはならないから安心して」
「おまえ、まさか瑠奈と……」
「そうだよ、瑠奈は私のネコだよ」
爆弾が落ちた
「いつから、全然気がつかねえ」
「だよね、瑠奈も女優の才能あるね」
「いつからだよ」
「北海道旅行の少し前」
「ああ?」
「あのね?あの子だってお年頃だよ、あんなにクッサイ黄色になったシミパンツを履いてるわけないでしょ」
「お前がやらせたのか、わざと汚させて?」
「楽しんだでしょ、私にあれを履かせたりして何回も抜いたの忘れた?」
「手芸教室もか、俺と瑠菜を二人っきりにするためか」
「瑠奈がパパとなら体験したいって言ったんだよ」
(七瀬みたいな話だな……やっぱり沙絵とこいつは……)
「瑠奈がじゅんくんに本気になりかけて焦ったけどね、そうとう楽しませてあげたみたいね~」
「笑い事じゃねえだろ!」
「とか言って、瑠奈はよかったでしょ?やっぱりキツかった?」
「瑠奈の妊娠とかは大丈夫そうなのか?」
「今回も入れてないから、無いよ」
「抵抗しなかったってのは嘘か?」
「今回は瑠奈が握ってあげただけで出ちゃったみたいね、それまでに瑠奈がオマンコを広げて見せたからお兄ちゃんの興奮がピークだったんじゃないかな」
「それもお前が?」
「ちがうよ、今回は全くの予想外だったから私も焦ったんだよ」
千佐子のレズテクで弄ばれた瑠奈はひとたまりもなかったと思います。
生まれて初めての肉の快楽で体も脳も千佐子のものになってしまったはず。
パパの悪癖のために瑠奈は千佐子の言いなりでパンツを汚したんです。
拭かない、なんてかわいいもんじゃなく、わざとちょっとずつトイレで漏らしては汚させたんだそうです。
臭いわけだ。
千佐子の性癖は想像を越えてる。
もうパパなんかには制御できないと思います。
このままでは姫の言うとおりユカ(あの小太り女)に洗脳コントロールされたガキどもの精液を流し込まれて妊娠までしかねない。
つか、俺の子も作らねえのにそんなガキの子を、あり得ねえ!
「ユカって女ともう会うな」
「…………」
「俺と優美とこれからも三人で生きていくならあの女とはもう会うな」
「ユカは…じゅんくんが思ってるような悪い子じゃないよ、そりゃあ子供にあんなことやらせてるのは悪いけどさ」
親の育児放棄を受けた子供たちを支えてやってるのだと言うんです。
「ちげーだろ、そんな不幸な子供を見つけてはテメエの喜びのために食い物にしてるだけだろ」
「じゃあじゅんくんはどーなの?瑠奈だって子供だよ?優美は?優美なんてまだ5歳でしょ?今まで町中でどれだけの子供で抜いてきたの、琴ちゃんだっけ?その子だって育児放棄されてロリコンオヤジ達に生きるためにオマンコを触らせていたんでしょ?じゅんくんも触ったんでしょ?そして後で気持ちよく抜いた?……ううん?もしかしたらその子に抜かせたんじゃないの?」
一気に責めて来ました。
「優美を話に出すな……瑠奈だってお前がそう仕組んで俺を嵌めたんだろ……どれだけ俺を嵌めれば気がすむんだお前たちは……」
そう言うと黙ってしまいました。
瑠奈の事があるのであまり荒立てたくはなかった。
いつもの泣き落としは無くてしばらく黙ったあと
「ごめんなさい…………優美を産みたかったの……でも、どうしても優美のパパが必要だったの、優美のためにどうしても」
迷いました。
本当に迷った。ここで大鉈を振り下ろすべきなのか、最後の手段としてその武器を残しておくべきなのかを……そして言ってしまいました。
「その、どうしてっていう理由を俺は知ってるよ」
明らかに千佐子の顔色が変わりました。
「知っていて、俺は優美を俺の子として育てる覚悟をしたんだ。優美には何一つ、毛の先ほども罪のない話だからな」
千佐子は何も答えませんでした。
ただ下を向いて自分の手を見つめて人形のように白い顔をして無言のまま身動きもしませんでした。
「だからさ、三人で生きていくなら、多少のエッチな楽しみはいいけど、ユカとその子供たちとはやめてくれないか……俺も瑠奈の事は反省してる。いくらお前が仕組んだ事でも理性を失って子供とオマンコしてしまったことには違いないからな……もうしないよ」
何を言っても千佐子は無表情で答えません。
「ユカのガラケーを渡してくれ」
手を出すと小さく頷いたあとベッド脇のドレッサーの引き出しから携帯を取り出して手渡してくれました。
「破棄するからな……いいな」
ここからポロポロと涙をこぼし始めました。
やっと口を開くと
「優美は……優美は?……わたしは優美といてもいい?」
「ばか、お前の子だろ、当たり前じゃねえかよ」
声を上げて子供のように泣き出しました。
「うみたかったあ~、、でも、ひとりで育てられないとおもった、、それでも、、どうしてもうみたかったのぉ、、ごめんなさい」
「わかったよ、だから三人で生きていこうって言ってるだろ、……鼻水を拭けよバカ」
ボックスティッシュを手渡しました。
ひめ、……おれはヤッパ甘ちゃんでした。
こんな女でも15年以上も惚れて一緒に暮らしてきたんです。
もう少しくらい我慢して頑張ってあげてもいいのかな……なんて思ってしまいました。
怒らないで下さい。
所詮俺なんてバカ野郎ですから……
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