約束の駅の一つ前の駅で下ろせと言います。
あの用心深い彼女の事だから先に駅で見張っている可能性が高いから電車で行かないと、と。
優美にはママはお友だちとご飯に行くと行ってありました。
優美は朝の事があってから無口になっていて心配です。
私たちはママを駅で下ろすとそのままAEONにきてお昼ご飯を食べてからキッズランドで遊ばせようとしたけど優美は私に抱きついて離れません。
「ぱぱといっしょにいる……」と涙目をされてしまいました。
それからはずっとダッコしてます。
トイレさえも離れたくないって言うので男子トイレを使います。
いま、やっとわかりました。
パパの優美への性的なイタズラを隠すためにどれだけ優美が小さく幼い心を痛めていたのかを。
こいつは懸命にその事を隠しとおしていたんですね。
パパとの約束をこの小さな胸で必死に守りとおしてきたんです。
優美にとってはきっと誰よりも知られてはいけない人に見られてしまったに違いありません。
向かい合わせにダッコして膝の上で眠ってしまった優美の背中を撫でながら「ごめんな……なにも心配しなくていいんだからな……だいじょうぶだからな」
そう小声で囁いて聞かせました。
瑠奈とのセックスは当分自粛だし、優美とのエッチもしばらくは控えることになると思います。
千佐子はスマホを取りあげられていると思うので向こうから連絡がないとどうなってなるのかわかりません。
連絡がないと言うことは予定通り出会えて今ごろは逝き狂って悲鳴をあげながら快楽に身悶えしてるんだろうと思います。
眠る前に優美がしっかり抱きつきながら言うんです。
「ぱぱぁ?」
「ん?、なに?」
「ゆうみといっしょにいてね」
「んー、いるよ?……抱いててあげるから安心して寝てもいいよ」
「ゆうみがおきたときもだっこしてる?」
「してるよ、約束する」
「んー」
安心したのかそれから直ぐに眠ってしまいました。
もしかしたら……これは優美との性的な遊びをやめるいい分岐点となるのかも知れません。
プックリとした小さな唇をわずかにひらいて、長い睫毛を閉じた天使の寝顔を上から眺めながらそう思いました。
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