「ななのことは考えてくれた?」沙絵から追いかけ……
「七瀬のLINEは沢山くるけどそんな気配はないからさ」
「ななだって女の子だよ、自分からあんたとやりたいなんて言えるわけないだろ」
「なんで急にそんな話になるんだよ……」
沙絵が言うには七瀬が小学生の時から沙絵のレズのパートナーとして調教されて男を知らずにもうすぐ15歳になる。そろそろ七瀬の意思でレズのネコで生きていくのか普通に男に愛されて女として生きるのかを決めさせてやらなきゃならないと考えてるらしい。
「だから、今なぜ急にそう思ったわけ?」そう訊ねると
「ななが独り言みたいにあんたとならしてみたいって言ったんだ」
「マジか」
「今まで男とやりたいなんて一度も言わなかったのにね」
「なぜ俺?もっと若くていい男がいるだろ」
「覚えてないだろうけどさ、引っ越しを手伝ってもらったとき軽トラの中であんたに可愛いねって言われたんだって」
「んー、覚えてねえけど、それが?」
「その時からあんたが好きだったみたいよ」
「あれはまだ七瀬、6年生ぐらいだろ」
「ロリコンオヤジがなに言ってんだか、じゅうぶんな女だよ」
つくづく「かわいい」と言う言葉は罪な呪文なんだと思います。
「だから、あんたにも責任がある話なんだよ」
「それでもし、姉ちゃんから七瀬が離れたらどうするの」
「なながそうしたいなら仕方ないだろ」
「わかった、それは明日姉ちゃんとヤりながら話そうよ」
「やるやるって言うなバカ」
そんなやりとりを仕事中に……
明日は有給休暇を取りました。
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