その通りです。
その経緯は分かりません。ただ、沙絵から千佐子には決して沙絵から聞いたことはもちろん、この件に関しては一切千佐子を責めないこと、千佐子と優美を今まで通りに愛してあげて欲しいこと、などの約束をして口を割らせています。
でも、もしも沙絵が俺と肉体関係を持っていなければ絶対に話さない秘密だったんだろうと思います。
千佐子があんなに愛する千佐子のパパとなぜセックスまでしてしまったのかはいまなら沙絵に聞けるかも知れません。
沙絵のあの衝撃的な言葉を聞いたときには袋が喉まで上がって胃液が逆流しましたから、到底それ以上は聞けなかった。
「優美はね、あの子はちーと、ちーのパパとの間の子なんだよ」
混乱してつい「おまえ、なにバカいってんだっ!」
LINEにすればよかったと本当に後悔しました。
なんでこの時に限って電話なんてしたんだろうと……
こうも言った
「私たちなら、あんたならちーをきっと許してあげられるだろうって思ったんだよ……だからお腹の子をあんたに託したんだ」と、
そして
「ちーのパパは娘の妊娠をその時は知らなかったし、ちーも一人で生んで育てるつもりだったんだ」とも、
「それは、まちがいないのか」と聞くと
「女はさ男と違って思い当たる相手が他に居なければそれは確定なんだよ」
ここで苦くてヒリヒリと痺れる酸っぱい胃液が口にたまって電話を切ってしまいました。
それだけが今言える真実です。
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