おはようひまり姫。
パパは少し疲れてます。
「ちさこちゃん、雨でぬれちゃったね」
お風呂から出てきた千佐子にいきなり仕掛けました。
頭のタオルを外してあげると私を見上げて恥ずかしそうに笑います。
「うん……ね、そこのトイレであまやどりしない?」
「うん、いこうっ!」
トイレに二人で入るとクスクスと笑います。
「なあにこれ、再現するの?」と、
「うん……お前っておむつ、似合うな」と言うと
「ばか……にあうって、……でもね次からは普通のビッグサイズにしてね?」
「これ、だめなの?」聞き返すと
「これね?トレーニングパンツ、」笑います。
「オムツじゃない?」
「オムツなんだけどー、これってオネショする子供をなおすやつなのね?」
「んー、、何がちがうの?」本当に知らなかったんです。
「これはね?お漏らししたときに子供が気持ち悪いって感じるようにできてんのね?、外には漏れないだけで」
「はあー、、それでトレーニングかぁ、」感心しきり。
「次に買うときは言ってね?一緒に行って自分で選ぶから」クスクスと笑うのでした。
「再現ならさ、やっぱりスカート履かない?」
「そっか、いいよ、そうだな」
「リアルな方が純も楽しいでしょ?」
(なんなんだろ、この千佐子のノリは)
膝が見える程度のチェックのスカートに白のプリントTシャツ、白のソックス姿で和室から出てきました。
髪はポニーテールです。
「少し違うけど、でもほとんどこんなだった……、と思う」下を見ながら自分で眺めて言いました。
「ランドセルがあれば最高だったけどなあ、勿体ないな」
すると衝撃的な言葉を聞きました。
「じゃあ、今度もってくる?」
サラリと言ってのけます。
「……は?……あるの!」
「あると思うけど」
「まじでかっ!」
私の勢いに驚いて目を丸くします。
「あー、もしかして背負わせたかった?……ごめんね」
「なんで前に持ってこなかった?」肩を掴みました。
「だって、変でしょ?フリマにあんな古いランドセル出すなんて言えないしさ」
「んー、、なる……いや、持ってこいよ、たのむっ!」
「わかった、けど、そんな?」
「おまえ、まだ自分の事がわかってねえんだなぁ、」
「わかってるよ、似合うって言うんでしょ?」
「それ、半分な」
「半分なの?」
抱き締めました。
「似合う上に、チョーゼツどスケベなガキだろ?」
「なあに?……もおー、バカ」
スカートの中に手を入れてオムツのお尻を撫でまわしました。
「リコーダーとかもあるよ、名前入ってる」
「迷わず持ってこい……舐めたい」
「こわあぁっ!……やめてよー」
「ばか、冗談だよ」
「あやしい~、」
千佐子は本当に大事に育てられて来たんですね。
何もかもご両親は娘の思い出を捨てられずにいたんです。
それなのに娘は怖いくらいのこんなドスケベ娘になってしまった。
ご両親の夢を壊すことは絶対にできない。
それは千佐子にとっても私以上に大事な事なんです。
だから、千佐子はパパには絶対服従のオモチャになるしかないんです。
「我孫子君」ストーリー、開幕です。
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