禁断の木の実

沙絵に俺達の行為をあまり千佐子にバラすなと苦情のLINEをしました。

「ちーの方から教えろって言ってきたんだよ」
「そうなのか？」
「私にはしてくれないのに沙絵にはするのね？とか、拗ねたんだろ」
「千佐子が言ったのか？」
「あんたはマジでちーに骨を抜かれてんだね」
「なにそれ」
「そのかわいらしい奥様は旦那様が思ってる一千倍もしたたかだって事こと」
「拗ねたのは演技だと？」
「可愛くってつい頑張って抱いたんだろ？沙絵よりたくさん愛してえ……とか言われてさ」
(まるで見ていたかのように正確だな)

「純のお嫁さんは子供に化けた魔女だからね
かわいい魔女っ子ちーちゃんに干物になるまで精力を吸わせてあげなさい(^o^)www」

(んー、……俺はこいつらのオモチャか)
ちょっとイラッとしてLINEをやめていたら

「ごめんね、言い過ぎたね
でも、これだけは本当だから→ちーは私たちと同じ世界に住む住人……離れられない理由はそこ」

「わかんねえよ、謎かけはやめようよ」

「１０年も消えなかった執念であの子を手に入れたよね」

「うん、だからなに？」

「それ以上に昔から長くやりたかった私ととうとうやっちゃったよね……姉と弟なのに」

「うん、だから何が言いたいんだよ」

「そのうちわかるよ

って、イライラがピークになってると最後に

「今度はいつ姉ちゃんとしてくれるの？」と、
「千佐子しだいかな」
「わかった、言っとくね」
「言っとく？」
「たぶん、今夜でもいいって言うはずだから」

なんなん……

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