「お前、ねえちゃんにそんな事を前から考えてたわけ」
近づいた分だけロープを見ながら沙絵の体が逃げます。
「ちーにも目隠しとかするって聞いたけど、そんな趣味かよ」
ベッドに正座して話しました。
「俺さぁ、強くて恐いねえちゃんが好きなんだよ……でも、その反面、そんな絶対うえに君臨するキレイなねえちゃんを真っ赤なロープで縛ったら……って妄想で何回オナッたか、一回でいいんだ、軽くで、形だけでいいんだよ、お願いだから縛らせてくれないかな……」
そんな風に一気に言いました。
「ちーじゃなくて、お前ねえちゃんでコイてたのかよ…………マジか、」
「うん……ごめん……千佐子の手を縛るときはねえちゃんを想像してやったりしてる」
「マジかー……縛られたねえちゃんでそんなに興奮するの」
「ん、する。……千佐子と違ってロープが体に食い込んで、…… 強くて優しくて、綺麗なねえちゃんを征服する妄想はシぬほど興奮するよ」
懸命に説得する俺の目を上掛けの上から黙って見つめていたけど
「一回でいいんだな?」(!……きたっ)
「うんっ、形だけでいいんだ、きつくしないから、」
「ねえちゃんを縛ってお前、どうすんの」
「……後ろ手に縛ったねえちゃんを、後ろから入れてみたい」
そう言うと沙絵が突然ゲラゲラと笑いだしました。
「なるほ?……いつもあんたの事をバカにしてるから、敵討ちなんだ」
上掛けを前にパサッと倒すと
「いいよ、でも一回だけだぞ……痛いのはヤだからな……後ろがいいんだな?」
正座すると背中を向けて振り返りました。
「うん、……うわぁ、、、マジ興奮っ!」
姉の手首を掴んで交差させると縛り始めました。
「いたい?」
「それくらいなら大丈夫、……ったくさあ、……弟にこんなことされるとは思わなかったよ……」
(ねえちゃん、、もうその弟のやりたい放題になったって事がわかってるか?)
※元投稿はこちら >>