「瑠奈」という名前は「瑠」は深い青(コバルトブルーではなくもっと明るい青)を意味していて瑠璃色という言葉もありますね。
「奈」は神事に使われる文字です。元々は上の作りは「木」だったようです。下の「示」は神々が宿る大樹の下で神様のお告げを聞くという神事に由来するんだって、
彼女の名前です。
青系の色が好きっていうのは偶然じゃないみたいで名付け親のお婆ちゃんが瑠璃色が好きだったこと、瑠奈ちゃんが生まれる事を楡(にれ)の木の下で涼んでいると誰かが早く家に帰りなさいと言ったそうです。
周りを見回しても誰も居ないので不思議に思ったけどこれは何かのお告げを聞いたのかも知れないと思い急いで帰ってみると息子の嫁から妊娠を告げられたそうです。
お婆ちゃんが何かと頼りにしている神社へ出向き宮司にこの話をしたところ名前に「奈」の文字を入れるといいと言われ、自分の好きな瑠璃色から青い色を表す「瑠」を取って、お告げを聞いたあの青い空と大きな木をあわせて「瑠奈」と名付けたんだと聞かされたと教えてくれました。
瑠奈ちゃんが「男の子だったらどうするつもりだったの?」と、もっともな質問には
「女の子ってわかってたんだよ」と言われたそうです。
そんなお婆ちゃんは2年前に亡くなっていて聞けないのでその時にもっと深く聞いておけばよかった……
とても後悔をしていると…………
これは瑠奈ちゃんが書いた「家族」というテーマで学校の宿題で出した作文だそうですよ。
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