沙絵といます。ラブホです。
やっぱり俺達はこうなる運命なんだと……
沙絵もずっとそう思ってきたと言いました。
子供のころはそれが恐くてこわくて仕方なかったんだと言いました。
でも、いつかは弟に抱かれる事になるだろうとも思っていたと言いました。
だから、
「お前と……純とやったことは姉ちゃんはうけいれてるんだから、心配すんな」と、
バスローブを少女のように抱えて前を隠しながらベッドから降りるとお風呂に行きました。
ドアを開けて顔だけ残して茶化しました。
「おまえ、うまくなったなぁ、けっこーよかったよ」
そう言って笑うので
「だろ?、千佐子から姉ちゃんの喜ばせ方はレクチャー受けてきたからな」
負けずに返しました。
「なある、……ちーのやつ!」
怒る風でもなくドアが締まりました。
鼻唄が聞こえる
たしか、「ジュピター」、だったかな?
「木星」の事ですね。
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