禁断の木の実

千佐子が家のシャワーを浴びにいく時にタオルや着替えを抱えて私とすれ違う時に怖い事を言いました。

「何とかしてみるよ」と、

「え？ナンとかって何を」私も吊られて小声で訊ねました。

「んー、きっと遊んであの子もイイ臭いさせてると思うよ？」と笑って言うとお風呂に入ってしまいました。



昨夜は一睡もできなかったと言っていた千佐子です。
AEONを出たあとはオナ疲れか車の中で私が太ももを擦っても気がつかない程に熟睡してました。

高速を降りてすぐのコンビニで姫に書き込み終わってもまだ目覚めなかったですね。
お隣のお嬢さんからLINEがきて開けてみると
「もう家に着きます、ゆーみん寝ちゃってるよ」
「○○ちゃん、今日はありがとね、おじさん達もあと１５分くらいで着くから」と返信、
そのあと
「きょうは二人っきりで楽しかったですか」と、まるで見透かされたかのような言葉にドキッとしました。
「大人をからかわない(笑)」と返すと
「はいはい」

「風太君」のぬいぐるみを買ってもらったらしいです。あ、アライグマですね。
あの動物公園には遊園地が併設になっていて一日中小さい子は遊べるところです。
家の前に車を停めると千佐子が走って家に入ります。
今日は朝からガチなロリコスなので見られるとヤバいと思ってのことです。
千佐子が家に入って直ぐにお隣のお姉ちゃんと優美がお隣の玄関から出て来るのが見えたのでギリセーフでした。
髪だけはほどいていたけどチェックのプリーツミニは履いたままでした。
ヤバい位に短いやつなので、本来は下に何かを履くものなんだろうけど車の移動中にショーツだけは履いてましたけどね。

お隣のお姉ちゃんと優美が遊んでるリビングですれ違い様に千佐子が囁きます。
「わたし、臭くない？」と、

「うん、いー臭いがする」と答えると

「ばかっ、……もー、シャワー使ってくる」とふくれました。
これからお隣の奥さんと娘とウチとの五人で外食に出かける予定なんです。

本当は別に臭いはしなかったけど、女の鼻は油断なりませんからね。

お隣のお姉ちゃんはウチからプレゼントしたミニスカートの白い方を履いてきてくれまてます。
もちろん下には黒のスパッツを履いてるけど千佐子が言うには
「ママの目を気にしてるみたい」との事でした。
それはかえって助かります。
あれで尿染みの生パンの膨らみなんか見せつけられたら目のやり場に困るからね。

あ、そのパンツを手にいれてくれるって言ってるのだと今、わかった。
どうやって？
姫の言うとおり。無茶をするとヤバいですよね。
千佐子には言わないと。

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