千佐子の言う「沙絵の苦しみの過去を許してあげてほしい」
ずっと考えてました。
そして弟なりに結論を持ってここに来ています。
結果、沙絵が俺にセックスをさせる条件は全て守れなくなってしまったけど……
千佐子が言うように「ダメ」は「して」の裏返し。
沙絵を許し、暗闇から救い出すには沙絵の願う条件は全て守ってはならないと思います。
そして、悪鬼の如くおぞましい臭気を吐き出させリセットさせることが必要なのだという結論です。
弟を貶めた罪を抱えた姉はそれを拒むことは許されない。
そして、弟のその要求を飲むことは身を裂かれる苦しみではあっても、結果として姉を暗闇から引っ張りあげて心を解放する唯一の手段だと信じて、
ただ、信じて
沙絵も激しい抵抗のあと、弟の思いのそれを理解して受け入れました。
罪を罪で浄化するんです。
詳しい話は今、書けないけどひとつだけ姫には報告させてください
俺の子を沙絵に産んでもらうつもりです
泣きながら、罵りながら、喚き弟の首や腰を爪でかきむしりながら抵抗したけれど、俺の一言で全てを理解して全身の力を抜いてくれました。
「今度は産めよ、うみたかったんだろ?誰の子だからとかなんて関係ないよな、姉ちゃんの子だもんな……絶対に幸せにしてやるから、今度こそうめばいい、」
目を見開いて俺の言葉を聞いていた、その目からみるみる涙が溢れて、そしてきつく目を閉じると両手を俺の首に回して……
涙をながし続けながら静かに足を広げると弟の性器を受け入れました。
快楽にあえぎ、眉間にシワを寄せて、今度は弟の背中に引き寄せるように爪を立ててうめきました。
切れ切れに、嗚咽のように苦しい息の中から吐き出しました。
「ちーが、うらやましかったの、、、どうしても産みたいって、、、私にはゆるされなかったのにーっ、、、」
「うん、」
「ちーは、、、、うむっていったの、、、、」
「うん、うん」
「うらやましくて、、くやしくて、、だから」
「そうだよな、、わかったよ、もういいから、俺、許すから」
沙絵の暖くまとわりつくような膣の感触に終焉の予感が沸き起こりました。
「じゅんっ!……、、!」
「ねえちゃんっ、、ああねえちゃんっ!、、いいよっねえちゃんっ」
「じゅんっ……きてっ、じゅんんっ、ん」
「おおいいっ、でるっ!……っつああっ、、……、!はああっ、、」
何度叫んだだろう。
こんなに強い快感を感じたことはありませんでした。
いや、一度ありました
母の口に吸いだされた、生まれて初めての射精のあの快感と同じ
2度の弟の精液を受け入れて、姉は疲れて眠りました。
千佐子から何かも見透かしたかのようにLINEが入っていました
「今夜は帰らなくてもいいよ、沙絵と朝まで幸せにね」と、書いてありました
明日も仕事を休みます。
千佐子から体調を壊してると職場に連絡をしとくとも書いてありましたを
沙絵が目覚めたら、今度は沙絵を、何年ぶりかの男とのセックスを楽しませてやろうと思います。
そして朝になったらもう一度姉ちゃんのお腹に精子を入れてやろうと思っています。
必ず妊娠させます。
今度こそ本当の俺の子供を、姉ちゃんのおなかに……
体の中に、お腹の中に命を宿す幸せは男の想像をはるかに超越したものなのかも知れない。
人それぞれとは思うけど、千佐子も、沙絵も命をかけても産みたかったんです。
でも、沙絵には許されなかった。
老婆となって朽ち果てるまでそれは沙絵の心に深い傷となって消えることはないんだと思います。
今回、授精できなければ何度でもしてあげるつもりです。
今日の条件、姉ちゃんと呼ぶな、アナルを愛撫するな、一回だけだと約束しろ、必ず避妊をしろ……
ぜんぶやぶってしまった。
姉ちゃんの、なんて安らかで穏やかな寝顔なんだろうか、
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