旭山動物園って、ものすごい傾斜に作られていてどのブースに行くにもきつい坂道なんです。
地下水槽から外へのアザラシのパイプくぐりは優美もお姉ちゃんも大喜びです。
あとシロクマのオリの中にあるアクリルドームに頭を出してオリの中に居るような気分になれるところ、ペンギンの行進、オランウータンの綱渡りの大移動、なかなか大人でも楽しめます。
でも、いく先々で千佐子に周りの目が集まるのを感じます。
「あれ、大人か?こどもか?……あの二人はあれが産んだのか?」という好機な眼差しです。
男も女もです。
中には通りすぎてから二人で振り返り指を指してヒソヒソと笑うカップルまでいて時折イラッとして睨み付けたりしています。
本人は全く気にもかけない様子で売店前のベンチで足を広げては水色の○○ちゃんのくっさいパンツを見せたりしてます。
北海道の男たちは奥ゆかしくてチラ見はしても前に来てしゃがんで覗いたりはしてきません。
○○ちゃんや優美の目も気にしないといけないので千佐子も大変です。
(きっとあのパンツの裏地は千佐子の流すものを吸って大変なことになってるんだろうなあ)
あとで千佐子に言って回収します。
ランチは名物の「ブタ丼」で決まってますので少し遅くなっても動物園を出てからです。
そのあとは小樽に向かいます。
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