禁断の木の実

特別な作戦も言い訳も必要なく普通に大きめのジッパーに入れて千佐子に手渡してくれたようです。
荷物も無事に届いていたので夕食前には着替えて暖かい格好で食べに行きました。
着替えた洗濯物は全部千佐子が管理することで納得しているようです。
車でも結構寝ていたはずなのにやっぱり疲れたのか優美は食事から帰ってくるとパパの部屋のベッドでいつの間にか眠ってしまい起こすのもかわいそうだからとお風呂も無しでお姉ちゃんの部屋にお姫様ダッコで運びました。
明日の朝おねえちゃんが御風呂は入れてくれるようです。
そんなお姉ちゃんも眠いと言うことで自分の部屋に行ってしまい千佐子はいま、部屋のユニットバスでシャワーを浴びてます。

入る前にお姉ちゃんの水色のパンツの入ったジッパーをヒラヒラさせて「ゲット」と自慢げに笑いました。
「まだ開けちゃだめだよ」と釘を刺されてしまいました。
ベッドの枕元に置いてあるジッパーを眺めオアズケをされた犬みたいにハアハアしてるパパです。

早く臭いを嗅ぎてえ……

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