優美のスタイルは正しく寒冷地仕様ですがお隣のお姉ちゃんはやっぱりお年頃、自慢の足をおもいっきり出して来ました。
妻が「わかいから」と呆れます。
そう言う千佐子も膝上のデニムスカート、
「お前だって」と指差すと笑って「わかいから~」ですって、
隣でグレーのキャップの鍔の下からお姉ちゃんの目が笑います。
なにやらワッペンの一杯付いた鍔に白いラインの可愛いキャップですね。
上は白のパーカーでそれなりに耐寒仕様だけど下はブルーのデニムショートパンツ、
ドット柄のニーハイで小振りのバックを下げてます。
彼女のピンクのジャンパーはパパが持ってます。
なぜ?
それは彼女のいい香りがするからですよ。
「オジサンが持っててあげるよ」と半ば強引に奪い取った収穫物です。
彼女の後ろを歩いたときに鼻に当てて臭いを嗅いでいたら千佐子が笑って私の横腹を肘で小突きました。
第3ターミナル!……遠すぎる。
これさぁ、昔バスで移動した道のりをただ屋根つきの通路を作ったってだけだろ。
駅から優美を連れて歩いたので一時間近くかかったぞ。まるで遠足ですよ。
笑えるのがあまりにも遠いので途中に何ヵ所か休憩用のベンチがあるんだ。
早めに出て来て本当によかった。
○○ちゃんのワクワクな絶対領域を眺めながら出発まであと30分程です。
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