禁断の木の実

昨年の7月のある週末、私は地方出張
で自宅に帰りませんでした。その時、
妻の学生時代の友人が泊まりで遊び
に来たそうです。ナオミさん(仮名)
は、『こころとからだ相談センター』
とか『性の悩み110番』というような
ところで相談員をしています。学生時
代から頭が良く医学の道に進んだ方
です。
夕食後、妻(ヤスコ、仮名)とナオミさ
んはワインを飲みながら昔話などで
盛り上がったそうです。
ここからの会話文は私が妻から聞き出
した内容を会話文にしたものです。

『ところでさぁヤスコ、サトシ君って
彼女いるの？』サトシは息子です。
「さあ、いないみたいよ」
『そう、じゃあ、あっちはどうしてる
の？』
「あっちって？」
『あっちってセックスよ、彼女いない
ならオナニ－だけ？』
「そうじゃない？よく知らない」
『あら、ヤスコ、きちんと管理しな
きゃ駄目よ、最近性犯罪とか多いのよ。
レイプだ、妊娠だって、相談の件数も
すごいのよ。表面化するのはほんの
一部なんだから』
「そんなのサトシに関係ないわ」
「ヤスコ、男の子の性欲ってすごい
のよ、どこに向かうか分からないん
だから。サトシ君、ヤスコの下着に
いたずらする事ない？」妻には覚えが
あったそうです。
「下着にいたずらしたらどうなの？」
『母親の下着にいたずらする子はね
母親とセックスしたいと思ってるの。
最近多いのよ』
「じゃあサトシも私とセックスしたが
ってるの？」
『あっ、やっぱりサトシ君もヤスコの
下着でオナニ－してるんじゃない』
「どうすればいいの？」
『そんな相談に対してはね、お母さん
が受け止めて処理してあげて下さいっ
て言うわ。』
「受け止めて処理するってどういう
こと？」
『だから、オナニ－を手伝ってあげて
下さいってことよ』
「どうやって？」
『それは手でしごいてもいいし、お口
を使ってもいいわ。望まれれば、胸を
触らせたり裸を見せてもいいの。とに
かくお母さんが出来る事を全てして
あげるのよ』
「そんな事してたらセックスまでいっ
ちゃうんじやないの？」
『たいていの場合はそうよ』
「えぇ、しちゃうんだ」
『ヤスコ、年頃の男の子は精神的に不
安定なの。だから性欲もどこに向くか
わからないの。この前、中3の男の子
が、小6の妹に乱暴したって泣いて相
談に来た母親がいたわ』
「息子が妹に？」
『そうよ、そうなったら家庭は地獄よ
ね。だから息子の性欲が母親に向いて
いるのはある意味ラッキーなの。だっ
て母親が体を与える事で、息子の性欲
をコントロールできるんだもの』
「、、もし仮に、仮にの話だけど、私
がサトシにオナニ－を手伝ってあげよ
うか、って言って拒否されたらどうす
るの？私、恥ずかしくて生きていけな
いわ」
『大丈夫よヤスコ。保証してもいいわ。
サトシ君、喜んで下半身をヤスコに預
けるわ』
「もしそうだとして、その後、仮にサ
トシがセックスを望んだら？」
『だから何度も言ってるでしょ、ヤス
コが全部受け止めてあげるの。ヤスコ
サトシ君を愛してる？』
「もちろんよ、私の息子だもの」
『そうでしょう。その愛するサトシ君
が苦しんでるの。原因はヤスコ、あな
たなの。あなたとセックスしたくて
サトシ君は毎日苦しんでるの。ヤスコ
は母親なんだからその苦しみを取り除
いてあげなくちゃ。母親の愛情なの。
母親の務めなのよ』



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