禁断の木の実

久しぶりの書き込みになります。先週までは子供達が夏休みで夜更かし癖がついており、娘までも10時過ぎまで起きていましたので、家ではなかなかゆっくり書き込めません。私自身、少し夏バテ気味だったのもありますし、ショッキングな事もあって混乱していた事もあります。No230は私ではありませんが、疲れていた、と言うのは当たっています。

今日は仕事で外出する用があり、今、ドトールで涼みながら書いています。

8月の初旬、私は一週間の夏期休暇を取りました。社員が順番に取得していくのですが、その時、私と妻の実家に2泊づつ里帰りする事になりました。私の実家まで車で2時間半くらいで、妻の実家は自宅と私の実家の中間あたりです。自宅から方角が一緒なので便利と言えば便利ですが。
息子は塾の夏期講習が盆まであるため一人で留守番です。私と妻、娘の三人で出掛けました。まず私の実家に行ったのですが、最初の夜、妻が言いました。『明日の夜、急遽高校のクラス会が開かれるって連絡が入ったの。先に実家に行ってていいかしら。あなたはもう一晩ゆっくりして来て』　そういう事ならと、翌日妻を送り出し、私と娘はもう一泊してその翌日電車で妻の実家に向かいました。午後、妻の実家に着くと義母と義父が出迎えてくれましたが、妻も車も見当たりません。「あれ～、（妻とは）一緒じゃなかったのかい？」義母が聞きます。それを受けて義父が「夕べクラス会どうのこうのって電話来てたけど、なんか慌ててすぐ切ったんだ」私は『あぁ、クラス会に出るって言ってました』と取り繕いましたが、心の中では、いったい夕べはどこに泊まったんだ？と思っていました。その時です。妻が何も言い出さないので忘れていましたが、ナオミさんが開催しようとしていた母子カップルの旅行会の日にちは昨日ではなかったか、と思い出したのです。
夕方近くになって妻が来ました。『ごめん、ごめん。クラス会盛り上がって遅くなって、お酒飲んだから運転も出来ないし○○ちゃんの家に泊めて貰ったの』と妻は話しましたが、表情は目の下が少し黒みがかっており、だいぶ疲れている感じです。悟られないようにしてるせいか、娘や両親の前で明るく振る舞っていますが、長年連れ添った夫婦である私にはその様子がいつもと違うのはすぐわかりました。
その夜、9時過ぎに布団に入った妻は、あっという間に寝息を立てていました。

私の夏期休暇が終わり、私は会社から息子の塾に電話を掛けました。息子がきちんと講習を受けたかどうか、親バカの振りをして聞きました。『サトシ君はきちんと講習受けていますよ。2日間だけ親戚に行くって休まれましたけど、それ以外は全部うけいます。』　その2日間とは妻がクラス会に行った2日間です。私はお礼を言い、口止めをして電話を切りました。


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