禁断の木の実

先週の土曜日のことです。息子は雨にも係わらず部活動に出かけており、妻と娘が買い物に出かけて、私は一人で留守番をしていました。
私には気になっている事がありました。以前に書いた事がありますが「29」、妻は昔からメモ形式の日記を書いており、その日にあった出来事などを簡単に記録しています。その日記帳を最近見かけていません。それを探して中を見たいと思っていたのです。
目を付けている場所はあります。妻のドレッサーと云うか鏡台です。いろんな引き出しが付いているのですが、左上の引き出しは鍵が付いていて鍵が無ければ開きません。大きさは深さ10cm、幅が30cmくらいの引き出しです。
午前中、妻が風呂掃除をしている時、私は計画を実行に移しました。おそらく鍵は、家や車のキーと一緒に妻のキーケースにあると睨んでいましたので、妻が風呂掃除に夢中になっている最中に、妻のバッグを探ってキーケースを持ち出しました。思った通り小さめのキーがはまりました。引き出しを開けるとイヤリングやネックレスなどと共に予想通り日記帳がありました。しかし、もうひとつ気になるものがありました。鍵の付いた10cm四方の小物入れです。キーケースの鍵の中に小さな鍵がありましたので、合わせてみると開きました。その作業を終えるとキーケースを妻のバッグに戻し、一人になるのを待ちました。私がいる間は妻はその引き出しを開けることはないだろうと思いますので、取りあえずはバレません。

いったん切ります。


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