あれから10年。
ふと、ナンネに登録して10年経ったなと考えときに自然と彼女のことを考えていた。
彼女も既に三十路。
あれからどうしているのだろうか。
目指していた道に進めたのだろうか。
彼氏とはうまくいったのだろうか。
地元に帰ったのだろうか。
その後、自分はナンネで数人の女性と出会い、身体を重ね、実生活でも深い仲になった女性もいたが、彼女のことは今でも1番印象深くよく覚えている。
というか忘れることができない。
あの日、欲望に駆られ優しさを失った自分の行為をずっと悔やんでいる。
彼女のためにできたことは他にもあったと思うし、彼女の信頼を損なう行為だったと反省している。
会えなくても彼女とは親しい間柄でいたかった。
でもそれをぶち壊したのは僕自身だ。
もしあの日、ああしていたら、こうしていたら…
何度考えたことだろう。
彼女自身、自分はナンネに向いてないと言っていたくらいだから、ナンネを覗くこともないだろうし、この投稿を見ることもないだろう。
メアドはまだ残ってるけど、こちらから連絡はできないし、あんな後だからおそらくメアドも変えているだろう。
密かに深夜、彼女とメールを交わした日々。
淡い恋心に胸躍らせたあの頃の感覚。
彼女と会うことになったときの喜びと、待ち合わせたときの緊張感。
そして一時の快楽。。。
おそらく一生忘れることはないだろう。
あの思い出をかき消すような出来事、出会いはこの先ないだろう。
自分はあと何年生きるのだろうか。
10年は生きられると思うが20年は難しい、根拠はないが何故かそんな感覚がある。
六花にした酷い仕打ちを反省するとともに、美しかった彼女の姿を胸に秘めて余生を全うしようと思う。
◯◯ちゃん、ごめんなさい。
でも、ホントに大好きでした。
いつまでもお元気で。。。
完
長々とお付き合い頂きありがとうございました。。。
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