禁断の木の実

地方の小さな吹けば飛ぶような会社
それがコロナにより変わり、いつの間
にか支配権を持つようなっていたのです。
　支配権行使はしない、これで当社の
信頼度が高まり、取引先と友好的な関係
になっていたのです。
　私と父になった常務は温泉地のホテル
に居住となります。支配権行使はしない
「誓約書」に署名してました、それは
行使は必要な場合に、会社が行うこと。
常務の奥様が就任先も同様です。
　私達が関係を持っていても、会社の
業務に支障もなく問題はおきてない。
むしろその逆でいい方向になっている。
　社内も独身貴族が多くいる様子で、
社内恋愛や不倫の噂も聞こえてくる、
のですが、問題は起きておりません。
業務は集中し行われ、昼食時のムードは
和気あいあい、業務は市場と同一です。
朝9時から11時半、午後12半から15時。
16時にまで集計は終わらせる、時間外
取引については、幹部だけが行い。
16時半には帰社になります。
　私達の引っ越し予定は金曜日に決まり
このパソコンも持っていきます。
家具はなし、衣類と食器、履物類だけ
ですね、簡単な引っ越し作業ですよ、