禁断の木の実

間違えて投稿しちゃったよ　いかんね　もう酔ってる　だからねこう気落ちしてる時に知り合ってさ　けっこうさあ愚痴聞いてくれたと思うんだわ、そういう相手にさあ　まあね人としてさケジメっていうかねちゃんとした距離ね　俺だって男だからさあ　たまにはどうしてもって夜にはさ　でも風俗ってのは味気ないからね　ここみたいな掲示板でねエッチな夫婦さんとの酒からの遊びってのはさ　そういうことも経験してるね、それはまた別の話し　ほらそういう夫婦ってのはそもそもがあっち大好きだからさ　こうさ許容範囲も広いしサクッとお互い楽しくって　話し戻しましょうね。
　お盆時期にね　そうそう旦那もさ建築なのさ　どうしてもって仕事が出来てね群馬かなんかに一週間詰めてって大変だよね　たださあ日頃お世話になってる元請けから頭下げられちゃうとね断れないし　お盆なんかさ最初から休みなわけだしね　旅行とかさ決まってればあれだったんだろうけどさ　こんなご時世だからね　うん　それでさ奥さんも実家に帰るとかあればいいのだろうけど　あんまり仲良くないらしいのは感じてたから　それにさあ旦那がさあ嫉妬深いんだろうねえ　浮気すんじゃねえかって心配してんだよう　どんだけ仲がいいんだか羨ましいとこだね
　スパイってわけじゃないんだけどね　適当に見といてくれなんて頼まれてさ　本当にそういう事になってもさあ責任取れねえし　まあ俺も暇っつうか　朝からプールでも行ってね　昼は図書館で読書でもして　三時くらいから飲んでって　こう見えてね読書好きなんだわ子供のころからさ　司馬遼太郎とかさ　パソコンだってやってるしね　アマゾンってのはいいね　プライムビデオで映画見れるし　ありがたい　ああだからほら日本を良くするぞーって　時代の激動を生きた男たちのドラマとかさ　戦争ものもさあ泣けるし　独身の中年なんてさあ　金いっぱいもってりゃあ若い女と遊ぶんだろうけど　あんま若いのとはもうね娘としか思えないわけさ　３９才だもん　２０歳の女の子はちょっともうきびしいなあ(笑)
　そんでもってね　さっきのスケジュール通りさ　泳いでね読書してさ　奥さんと待ち合わせて三時から開いてる店で軽くね　
　「あのねえ京子ちゃんさあ　乾杯　旦那にはね見張りますなんてさあ　請け合っちゃったんんだけどさあ　いい人いるのか？ならさ俺は目をつむってね　羽伸ばしたい時もあるだろう　そりゃあいい事じゃないけどさあ　俺も振り返るとさあ　浮気までいかなくてもさ　前妻にも趣味だったりさ　他の男と飲んで話したりとか　そういう自由が必要だったってさあ　思う所あるから。」
　「気を使わせちゃってごめんねえ　そんなねえいい人いたらさっさと別れてるって　子供できないし　このままズルズルってのもねえ」
　そういうもんかなあ　二人切りってで話すのは初めてだから　意外だしね　たまには話を聞く方にまわるのも悪くない。
　外でがっちり飲んだらお金大変だもんと　ほんの少しで彼女のうちに　もう何回か招待してもらってるが旦那居ないからまずいって断っても　じゃあ俺の家って　そんな事言われてもあんな汚い部屋に連れてくわけにはいかない。
　「あーそしたらさあ　なんかイベントやってるから　酒仕込んで　踊るの好きって」
お洒落な感じの屋外イベントで無料でDJがまわす　俺も若い頃は音楽好きでけっこう踊っていた　京子ちゃんが若い頃にレゲエやヒップホップやってたって聞いたことがあったから
　あーめちゃ楽しい　久しぶりに踊ったし　酒がいい感じにまわる　いけないねえ若い頃に戻っちゃうんだなあ　彼女もそうだったんだろうね　目を覚ましたらね　彼女の部屋で朝になってたから　これはもうどうしようもない。
　「もしかして　覚えてないでしょう。そんな事だろうと思って　はいこれ見て反省して。」
彼女のスマホ　動画はめちゃくちゃ酔ってる俺　京子ちゃんごめん　ごめん　気持ち悪い　飲みすぎた　頭いてー　イエー京子ちゃん可愛い最高　そしてベッドに倒れ込むといびきかいて爆睡してる俺　何もしてないことが唯一の救いだ。
　「何もしてないよね　ああ良かった　旦那にも京子ちゃんにも悪いもん　本当すいません。」
　「えーキスしたり　おっぱい揉んだりしたからねえ　一回だけ一回だけって　子供じゃないんだから。」
　「本当に申し訳ないっす　お詫びになにか出来ることアレば　旦那さんには内緒で。」
　「内緒に決まってるでしょう　これからも友達なんだから。」
そして　朝ごはん食べさせてもらって　一旦帰宅した。
　午後はデートに付き合うことに　なんかパフェだかケーキだかを奢ることで手を打ってくれることになった　女と街歩くのなんて　もう随分としていない　紳士的に接して信頼を取り戻さないと　駅で待ち合わせて　少し電車に乗ると　大きなターミナル駅に着く。
　それにしても困ったのは　なんというか　京子ちゃんがとてもセクシーなオーラなのだ
　紳士だぞ　紳士　酒さえ入らなければ大丈夫　今日は飲まない　絶対飲まないぞー。
　随分と可愛らしいお店でパンケーキとかって　よくわからない食い物を　俺からしたらふわふわしててただ甘いだけだが　やたら珈琲がうまい　それに内装もよく見るととても凝っているなるほど　人気なのには納得だ。
　「明日は朝から泳ぎに行きたい　海に。」
　どうやら一度弱みを見せたら最後ってやつだ　映画見て　すっかり普通のデート　夕飯は作ってくれることになった　手料理が一番うれしいってつい口を滑らした俺も悪いが。
　なんでもないシンプルな和食　メインは焼き魚　ただ副菜は作り置きしてあるのがいっぱいあると充実してる　米よりもついビールで　やっぱり飲み始めたら　とても楽しい　
やっぱり楽しいし　なんかねえ　我慢ができなくなっちゃいまして　大変申し訳無いんですが
　彼女もそういう雰囲気出すし　ほら昨夜はさんざんやりたいって言ってしまったしね　なんというかそれの責任を取らされてですね　こう愛のこもったっていうんですか　本気で相手を喜ばせるために頑張るのって　パートナーがいない時間が長いとね忘れちゃうかと思ってたんですけど　自転車と一緒って言い方があってるかわからないけど　昔取った杵柄ってやつでね
　たっぷり愛撫は頑張らせていただきました　彼女のほうから欲しがるまで　
次の日は海に出かけられたかは　秘密。