禁断の木の実

爽やかなLINEを送ってくる真面目な男友達が誘ってきた

秋口でちょうどいい季節、男友達と目的もなく散歩した

会話もなく30分が過ぎた頃、男友達が口を開いた

「いきなり誘ってごめん、いつもLINEで飽きてきたから　
　　たまには直接会って話そうって。。」

「全然かまわないよ、暇してたし」

男友達と直接会っても、会話も続かずぎこちない感じもあった

かれこれ2時間も一緒に過ごした二人、気付けば神社に居た

あまり話してないけど、私もやる事があった。

「そろそろ帰ろっか？またLINEするから」

男友達は少し機嫌悪かった、拗ねているのかなと思った

「まだ良いだろ。帰るなよ」

子供みたいな事を言いだした　「LINEで話そ」

男友達は「俺と居てもつまんねぇのかよ」と初めてそういう

感情をみせた

「つまらなくないよ、だって来てるじゃん」

男友達は私の手首を掴んで神社の裏に連れていった

「急にどうしたの？」　男友達の様子が変だった

「俺の童貞に付き合え」と私を押さえつけた

荒っぽく触られて、ただメチャメチャにされて

生で犯された　何が起きたのかわからなかった

男友達が「友情ってなんだよ、邪魔なんだよ。
　　　　　　変な壁作りやがって」

私は正直話したくなかった

「友達の関係が嫌だったの？」

「友達っていうもんに重さがあんのか！
　　友達って言うから馴れ合うんだろ」

「言葉に重みはないかもね」

「俺がレイプした事で、たった数分の事で、
　色んな事に重さがついたんだよ。」

「例えば？」

「今、俺に投げかけている言葉は馴れ合いか？
　違うだろ。色んな感情が動いているだろ
　　俺たちの時間は今動き出したんだよ」

言葉の内容よりも私は男友達を理解しようとしてた

体の関係は持ったけど、ぎこちなさは無くなった