禁断の木の実

夕飯食べるって時間でもないので、近くの喫茶店へ。

コーヒーとホットサンドを食べながらナンネを見ていると、1人の女性が入店。

(誰かと待ち合わせかな)
そんな事を思いながらまたスマホ画面に目を移しナンネの投稿を検索。

しばらく検索。

ん？

(コーヒーも飲み終えたしそろそろ帰ろうかな)
席を立とうとした時、１つの投稿に目が止まる。

画像見せたい女
タイトル:露出を見られたい
添付されてる画像には足元とこの喫茶店の床が。

(いやいや、そんなわけない)
と思いながらも、戻しかけた椅子にまた座り直す。

平日のせいか投稿には書き込みも付かず、しばらく女性はコーヒーを飲みながら本を読んでいた。

そして勝手に緊張している私は、ずいぶん前に飲み終えたカップを口に運ぶ作業をしていた。

その後、

こんな時に仕事なんて...

遠くて無理、誰か...

間に合うかな、今から向かいます...

場所は分かるのに...

など今すぐ辿り着けるような書き込みも無かったので、意を決して私も書き込み。

多分、今同じ喫茶店にいます。
ニット帽を被ってます。

本を読み終えた女性は書き込みに気付いたようで店内を見渡してニット帽を探している様子。

私は冷静を装い慣れた作業をして待つ。

するとニット帽を見つけた女性は最短距離で私の方に歩いてくるではないですか。

ここでタイミング悪く目覚ましのアラームが。



今日の帰りに喫茶店寄るの決定。