禁断の木の実

私は４６歳の主婦です。子供は現在２２歳の長女と１８歳の長男の２人です。
長男が高校１年生の時に警察に補導されてしまいました。深夜徘徊との事でしたが警察で話しを聞かれて不法侵入の疑いもあると言われました。「え？不法侵入？」と驚きましたが警察によると、どうやら民家の入浴を覗こうとしていたと聞かされました。
私は動揺してしまいました。結局、侵入の疑いがあると言う事でしたが厳重注意で警察から帰されました。
長男には「夜中にウロウロ何してたの？」くらいの事しか言えませんでした。
そして、しばらくしてから深夜に警察から「長男さんを保護しています」と電話があり慌てて警察に向かいました。
深夜に歩いているところを見付け保護したとの事でしたが、警察の人から「また民家に侵入しようとした可能性があるかもしれません」と告げられました。
その日は一時保護との事で注意され帰されましたが、私は激怒して「一体夜中に出歩いて何をしようとしてらの？」と問い詰めましたが長男は「ただブラブラしてたたけ」としか何度聞いても答えませんでした。
そんな事があったある日、家族の布団を干そうとして長男の布団を捲ると、そこには女性の下着が２枚隠してありました。
どう見ても私の下着ではありませんし、長女の下着でもありません。
私は警察に言われた事が頭をよぎりました。
「これって、もしかして…」悪いことばかりが思い付き、どうしたら良いのか分かりませんでした。
「でも、これは絶対に駄目」だと自分に言い聞かせ布団を取り入れてから、その下着を持って長男の帰りを待ちました。

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